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サンクトペテルブルグ

 

サンクトペテルブルグ/Saint Petersburg とは

サンクトペテルブルグというのは、モスクワに次ぐロシア第二の都市で、1711年から1917年まで、約206年の時間においてロシア帝国の首都で、日本に例えると京都のような都市です。

ゲームシステムとしては、典型的な拡大再生産です。職人フェーズ、建物フェーズ、貴族フェーズ、アップグレードフェーズの順にゲームが進み、職人フェーズ、建物フェーズ、貴族フェーズの終わりに、それぞれ職人カード、建物カード、貴族カードに書かれている収入がもらえます(アップグレードフェーズだけは収入はない)。基本的に、職人カードはお金収入、建物カードは建物収入、貴族カードはお金収入(一部、得点収入を持つものも)です。貴族のお金収入は職人のそれよりコスパは悪いですが、貴族は、ゲームエンド時、種類数に応じて、1,2,3,4・・・種類で1,3,6,10・・・点もらえます(最大10種55点)。

プレイ人数は2人から4人ですが、2人戦3人戦はゲームエンド時の貴族ボーナスが大きく、ゲームはアップグレード貴族の集め合いになります(ノーマル貴族は7種27枚、アップグレード貴族は10種10枚で、アップグレード貴族はそれぞれみんな異なる顔をしています)。これはこれで面白く、2人戦は、2人戦だけを好んでやるプレーヤーも多いです。一方、4人戦は、貴族をあまり建てず、1ラウンド目に4点収入の14建物を建て、建物の得点収入の差で勝つという勝ち筋が存在します。BGAでは、4人戦だけやるプレーヤーも多数います。本wikiでは、4人戦をメインに扱いたいと思っています。

そんなサンクトペテルブルグですが、ひとつだけ残念なお知らせがあります。貴族は、最も高い貴族が18コス、次に高い貴族が16コスで、コストの高い貴族ほど優秀なのですが、1ラウンド目の18貴族はゲーム破壊並みに強く、1ラウンド目に18貴族が出てしまうと、ほぼそのプレーヤーが勝ってしまいます。16貴族でも、うまいプレーヤーが初手でこれを建てたら、まず勝ってしまいます。これを防ぐには、1ラウンド目にめくれる貴族の枚数を極力減らし、1ラウンド目に18貴族、16貴族が出にくくする以外に方法はありません。特に、1ラウンド目の貴族4番手は、自分の分の貴族をめくりにいっても、最も弱い4貴族(通称ラモス)、または、2番目に弱い7貴族(通称ガチャピン)しか手に入らないのが関の山で、さらに、貴族4番手が4枚目の貴族をめくりに行くと、貴族1番手が5枚目の貴族をめくりに行き、貴族1番手は高い確率で18貴族または16貴族を入手し、かつ他プレーヤーより1枚多く貴族を入手することになります。Facemanが貴族4番手の場合、4枚目の貴族はめくりに行かず、そのかわりに初手で14建物を建て、建物点で勝負するという戦略を取りますが、建物プレイは独特のプレイングが必要で、建物プレイが出来るプレーヤーは少ないため、2023/07/15現在、BGAでは、多くのプレーヤーは4枚目の貴族をめくりに行ってしまいます。本wikiの攻略記事により、4枚目の貴族をめくりに行かないプレーヤーが一人でも増えることを願っています。

文責

Faceman

攻略記事

./4人戦基本戦略