Top / アークノヴァ / 後援者カード

アークノヴァ/後援者カード

 

総評

効果の種類

カードをプレイしたときの即時効果
各休憩中の収入
永続/反復効果
ゲーム終了時の得点効果

一覧表

No.カード名レベル条件獲得アイコンカード効果とくちゃん
評価(4人戦)
201科学実験所5Ⅱ面研究 山札、または評判の範囲内からカードを1枚得る
研究アイコン 3/6 つで 1/2 保全点
C+
202代弁者5研究研究 研究アイコンを1つプレイするたびに1評判点B
203獣医4研究 大学 1/2/3 つで 2/5/10 金
強さ4で保全計画の支援ができる
大学3つで1保全点
B
204科学博物館4研究4研究 研究アイコン×2金
研究アイコンを1つプレイするたびに1保全点
B+
205ゴリラの実地調査3研究3研究 2評判点, 1保全点C
206医学の飛躍的進歩5研究4研究 保全計画の支援回数×2訴求点
1保全点
B+
207基礎研究4Ⅱ面, 訴求点25以下研究 「大陸アイコン+動物アイコン」2種類ごとに1保全点, 得た保全点×2金が他プレイヤーに入るA-
208科学図書館4研究 研究アイコン×1訴求点
誰かが研究アイコンをプレイするたびに2金
動物アイコン5種類で1保全点
S-
209技術協会5研究 X-トークン
大学3つで1保全点
B+
210南北アメリカの専門家4南北アメリカ 南北アメリカアイコン×1訴求点
南北アメリカアイコンを1つプレイするたびに、売店を1枚無料で置ける
売店5つで1保全点
B+
211ヨーロッパの専門家5ヨーロッパ ヨーロッパアイコン×1訴求点
ヨーロッパアイコンを1つプレイするたびに、1スペース囲い地を1枚無料で置ける
占有されている1スペース囲い地5つで1保全点
B-
212オーストラリアの専門家5オーストラリア オーストラリアアイコン×1訴求点
オーストラリアアイコンを1つプレイするたびに、このカードの下に手札を1枚置いて2訴求点を得ることができる(育児嚢1
B+
213アジアの専門家5アジア アジアアイコン×1訴求点
アジアアイコンを1つプレイするたびに、展示館を1枚無料で置ける
A
214アフリカの専門家4アフリカ アフリカアイコン×1訴求点
アフリカアイコンを1つプレイするたびに、任意のアクションカードをスロット1に置くことができる(機敏
X-トークン×1訴求点
B
215地球規模の繁殖計画4提携動物園2 基本保全計画の支援時、2回まで任意のアイコン1つを軽減できる
保全計画5回で1保全点
A
216有能な伝達者5Ⅱ面 協会職員を1人雇用
評判点9で1保全点
B
217技師4 建設アクションで同じ種類の建物を1つだけ(コストを支払って)追加で建てられる
マップを完全に覆えば5訴求点
A-
218繁殖計画4研究2 基本保全計画の支援時、2回まで任意のアイコン1つを軽減できる
保全計画5回で1保全点
C+
219多様性の研究者5Ⅱ面研究 水域/岩アイコン×2金
水域/岩スペースを覆える
水域/岩条件を無視できる
水域と岩アイコン1セットごとに2訴求点(最大6訴求点)
B+
220連邦助成金4研究 3金
評判点9で1保全点
A+
221考古学者4研究研究 外周スペースの配置ボーナスを得るたびに、別の空いている配置ボーナスを得る
外周スペースをすべて覆えば1保全点
B
222特許権の解放5訴求点25以下 研究アイコン×1保全点(最大3保全点), 得た保全点×2金が他プレイヤーに入るB-
223科学研究所3研究2C
224渡りの記録4研究研究 X-トークン
野生復帰保全計画を支援するたびに追加で1保全点
すでに自分が支援している野生復帰保全計画でも(別のスロットが空いていれば)支援できるようになる
A-
225検疫研究所3研究 X-トークン
毒、締めつけ、催眠、こそ泥の効果を受けなくなる
大陸アイコン5種類で1保全点
B+
226外国の協会6研究 2評判点
大陸アイコン5種類で1保全点
C+
227世界動物園水族館協会の特命6評判点6 小型動物か大型動物を選ぶ, 選んだ種類のカードが出るまで山札からカードを公開していき、そのカードを手札に加える, 残りは捨て札にする
選ばなかったほうの種類のカードはプレイできなくなる
小型/大型動物をプレイするたびに 2/4 訴求点
A-
228世界動物園水族館協会の小型動物計画5評判点3 小型動物×2金
小型動物のみをプレイするたびに、手札から小型動物をもう1枚プレイできる, そのあと、可能ならディスプレイから小型動物を1枚得る
B+
229小型動物の専門家5 小型動物×1訴求点
小型動物のプレイコスト3金減
A-
230大型動物の専門家5 大型動物×2訴求点
大型動物のプレイコスト4金減
B
231助成金:霊長類3 霊長類  霊長類アイコン×1訴求点
霊長類アイコン 1/3/5 つで 3/6/9金
B
232助成金:爬虫類3 爬虫類  爬虫類アイコン×1訴求点
爬虫類アイコン 1/3/5 つで 3/6/9金
B+
233助成金:ハゲワシ3 鳥類  鳥類アイコン×1訴求点
鳥類アイコン 1/3/5 つで 3/6/9金
B+
234助成金:ライオン3 肉食動物  肉食動物アイコン×1訴求点
肉食動物アイコン 1/3/5 つで 3/6/9金
B+
235助成金:ゾウ3 草食動物  草食動物アイコン×1訴求点
草食動物アイコン 1/3/5 つで 3/6/9金
B
236霊長類学者4 霊長類  誰かが霊長類アイコンをプレイするたびに3金A
237爬虫両生類学者4 爬虫類  誰かが爬虫類アイコンをプレイするたびに3金A
238鳥類学者4 鳥類  誰かが鳥類アイコンをプレイするたびに3金A-
239肉食動物の専門家4 肉食動物  誰かが肉食動物アイコンをプレイするたびに3金A
240草食動物の専門家4 草食動物  誰かが草食動物アイコンをプレイするたびに3金A-
241水文学者5水域 水域アイコン×1訴求点
水域に隣接するスペースを覆うたびに(スペースごとに)1金
すべての水域に対して最低1つの隣接スペースが覆われていれば1保全点
S-
242地質学者5 岩アイコン2つごとに3訴求点
岩に隣接するスペースを覆うたびに(スペースごとに)1金
すべての岩に対して最低1つの隣接スペースが覆われていれば1保全点
S
243ミーアキャットの巣穴5評判点3, 岩 草食動物  ユニーク建物を配置(条件あり)
草食動物アイコンを1つプレイするたびに2訴求点
草食動物アイコン6つで1保全点
B+
244ペンギンのプール5評判点3, 水域 鳥類  ユニーク建物を配置(条件あり)
鳥類アイコンを1つプレイするたびに2訴求点
鳥類アイコン6つで1保全点
A
245水族館5評判点3, 水域2 ユニーク建物を配置(条件あり)
水域アイコンを1つプレイするたびに2訴求点
水域アイコン6つで1保全点
S-
246架空索道6岩2 ユニーク建物を配置(条件あり)
岩アイコンを1つプレイするたびに2訴求点
岩アイコン6つで1保全点
S
247ヒヒの岩6 霊長類  ユニーク建物を配置(条件あり)
霊長類アイコンを1つプレイするたびに2訴求点
霊長類アイコン6つで1保全点
A-
248アカゲザル園5 霊長類  ユニーク建物を配置
霊長類アイコンを1つプレイするたびにX-トークン
A-
249アメリカフクロウの小屋6 鳥類  ユニーク建物を配置
鳥類アイコンを1つプレイするたびに、山札からカードを2枚引いてそのうちの1枚を保持し、もう1枚を捨て札にする(知覚力2)
B+
250ウミガメの水槽5水域 爬虫類  ユニーク建物を配置(条件あり)
爬虫類アイコンを1つプレイするたびに、手札のカードを2枚まで、1枚ごとに4金で売却できる(日光浴2
B+
251ホッキョクグマの展示場5水域 肉食動物 , クマ ユニーク建物を配置(条件あり)
誰かがクマアイコンをプレイするたびに2訴求点
クマアイコン 3/6 つで 1/2 保全点
S
252ブチハイエナの放飼場5 肉食動物  ユニーク建物を配置(条件あり)
肉食動物アイコンを1つプレイするたびに、山札の一番上のカードを n 枚表向きにする, その中から動物カードを1枚選んで手札に加え、残りを捨て札にする(n=肉食動物アイコンの数, 狩猟者n
A-
253オカピの小屋6 草食動物  ユニーク建物を配置
草食動物アイコンを1つプレイするたびに、n 金を支払って手札からレベル n の後援者カードを1枚プレイできる(3回まで)
B
254動物園学校5外周2 ユニーク建物を配置(条件あり)
山札、または評判の範囲内からカードを1枚得る
1評判点, 1保全点
B
255冒険遊び場3 ユニーク建物を配置(条件あり)
4訴求点
A
256水遊び場3水域 ユニーク建物を配置(条件あり)
4訴求点
A
257通用口3外周2 ユニーク建物を配置(条件あり, 他の建物に隣接させなくてよい)
通用口に隣接している建物(空の通常囲い地を除く)1つごとに2金
マップを完全に覆えば5訴求点
S
258土着の海鳥5訴求点25以下 鳥類  建物に隣接している水域スペースの数×1訴求点
建物が隣接していない水域スペース2つごとに1保全点
A-
259土着のトカゲ5訴求点25以下 爬虫類  建物に隣接している岩スペースの数×1訴求点
建物が隣接していない岩スペース2つごとに1保全点
A
260土着の家畜5訴求点25以下 草食動物  建物に隣接している空の外周スペースの数×1訴求点
空の6スペースの固まり1つごとに1保全点
S-
261案内人付きの校外見学3 1保全点, 1訴求点
動物アイコン5種類で1保全点
A+
262探検家5Ⅱ面 大陸/動物アイコンの種類数×2金
新たな種類の大陸/動物アイコンを得るたびに、2金と1訴求点
A-
263世界動物園水族館協会の大型動物計画5Ⅱ面, 評判点6 5スペース囲い地を無料で1枚置ける
大型動物のプレイ条件を1つ無視できる
C
264放し飼いの新世界ザル5訴求点25以下 霊長類  建物に隣接している配置ボーナススペースの数×1訴求点
建物が隣接していない配置ボーナススペース2つごとに1保全点
C+
274戦勝記念塔3 ユニーク建物を配置
1訴求点
自分よりも訴求点の高いプレイヤー1人ごとに2訴求点
B+
281アーケード3 ユニーク建物を配置
2訴求点
訴求点10ごとに1金
自分よりも訴求点の低いプレイヤー1人ごとに2訴求点(最大4訴求点)
S

個別解説

科学実験所 (C+)

  • Ⅱ面が必要な上に、評判の範囲内から獲得する効果は後半にならないと活きない。研究アイコンも通常の流れでは集めづらいし、有効な場面は少ないと思う。商業港なら常に3金にはなる。(とくちゃん)
  • 科学博物館を出しているときは、9点カードに化ける。(とくちゃん)

代弁者 (B)

  • 研究アイコンを得るだけで評判が上がっていくのは魅力的だが、特にお金や訴求点が増えるわけでもなく拡大再生産効果は限定的なので、自分はそこまで強いとは思ってない。研究アイコンの条件が重く、大学から行くことを強いられるのもデメリット。(とくちゃん)
  • 科学博物館とコンボすると化ける。単体で使うなら、マップから1評判取って2評判の大学と合わせて1ラウンドにアクションカードを裏返すところまではやりたい。(とくちゃん)

獣医 (B)

  • 保全計画を4で打てるのはおいしいが、たいていX-トークンを使ってうまく回せばなんとかなるのであまり出すモチベが生まれないカード。いずれにせよ活きるのは終盤なので、初手にあっても捨てられてしまう。渡りの記録とのコンボで野生復帰をしまくれると強い。(とくちゃん)

科学博物館 (B+)

  • 出せれば強いが、研究アイコン4の条件が重いので、頑張って集めて出すほどでもない。代弁者医学の飛躍的進歩科学研究所など、他のカードの助けや相乗効果があれば戦える強さに変貌する。なかなか一緒に手札に来ることは少ないが…(とくちゃん)

ゴリラの実地調査 (C)

  • 条件重いのに、2評判1保全しか増えない。序盤から頑張って研究アイコン増やしても1保全じゃアクションカード裏返せないし、終盤に出す場合も評判上げたときの保全点ボーナスを得られないと得点効率的に割に合わない。活きるのは科学博物館とのコンボ時くらいで、最弱カードの一角だと思う。霊長類最強のゴリラ、もう少し強くしてほしかった…(とくちゃん)

医学の飛躍的進歩 (B+)

  • 科学博物館と比べると爆発力こそないが、用途も受けも広くて丸いカードの印象。出せれば自動的に保全点が入ってくるし、保全計画へたくさん行ったあとの終盤に出して訴求点を得るのもおいしい。無理して目指す必要ないのは科学博物館と同様。(とくちゃん)

基礎研究 (A-)

  • Ⅱ面が必要にはなるが、提携動物園から入って動物方面の拡大再生産の流れを維持しながら2~3保全点得られるのが強いと思う。この点が特許権の解放とは違うところ。状況が噛み合えば4保全点のロマンも…(とくちゃん)
  • 25訴求点ギリギリで出す流れになることが多いので、ホッキョクグマの展示場を出しているときは相手の出したクマアイコンによって超えてしまうリスクに注意。(とくちゃん)

科学図書館 (S-)

  • 研究アイコンは他者のプレイングにも左右されるが、序盤に出しておけば相当量のお金を稼いでくれる。最後の1保全点も、動物アイコン5種の条件は達成しやすい。(とくちゃん)
  • BGAの統計データからは、1人あたりの研究アイコン数は平均4~5個であり、最初に出せば35金くらい稼げる計算になるので、通用口と並んでお金系最強カードの一角。ただし、自分はその半分以下しか出さない。みんな研究アイコン出しすぎだと思う。いずれにせよ大量にお金が入ってくるタイミングはやや遅く、科学図書館を出した人自身が多少非効率でも研究に偏りがちなことを考えると、数字ほどの強さはないと思っている。(とくちゃん)

技術協会 (B+)

  • X-トークンは3金相当の価値はあると思うので悪くはないのだが、序盤の拡大再生産には活きないことも多く、気がつくとX-トークンが溜まってしまっていたりする。出したからには、アクションを偏らせてメリットを得るような展開を意識したい。溜めておいたX-トークンは終盤に放出して保全計画へ行きまくれると強いので、ワーカーと保全計画の受け皿を増やすのはほぼマスト。(とくちゃん)

南北アメリカの専門家 (B+)

  • 売店は3マスの条件がきつく、意外と効果を活かしきれない印象。建設でも売店を建てていくと、いざ発動時に有効な場所が残っていなかったりする。建設アクションを裏返さない戦術で使っていくと面白いかも。どちらかというと、南北アメリカアイコンを増やしたあとの終盤に得点目的で出すのがおいしい印象がある。(とくちゃん)
  • 1ラウンド目の売店は15~20金程度を生んでくれるから、他に選択肢がなければ序盤から出してしまって問題ない。実際、売店を1つ置くことでその後の建設を進めやすくなることも多く、その場合(売店を建設する)手数の節約にもなる。(とくちゃん)

ヨーロッパの専門家 (B-)

  • サイズ1の動物は全体的に競争率が高く、数も限られているので1スペース囲い地を5つ埋めるのは至難の業。そもそもそんなにたくさん必要にならない。主に終盤の得点用カードだと思われる。1ラウンドにサイズ1の動物を含めた2枚出しをしたいときに、1手節約する使い方はできる。(とくちゃん)
  • 屋外区域ならサイズ3の動物まで飼えるが、逆を言えばサイズ4以上の動物を飼う用途に使えなくなってしまうので、相性が良いのかどうかはなんとも言えない。(とくちゃん)

オーストラリアの専門家 (B+)

  • 手札に余裕が出てくる終盤にオーストラリアアイコンを出しまくれると伸びる。オーストラリアは群れなど終盤に強い効果を持った動物が多いので、組み合わせてラッシュをかけたいところ。手札が増える知覚力と相性が良いが、オーストラリアにはフクロウがいなくて悲しい。笑(とくちゃん)

アジアの専門家 (A)

  • 展示館はどこにでも置けるし、1訴求点が付いてきて売店収入の足しにもなるから腐らない。マップの全埋めも容易になる。元々アジアは強い動物が多い。大陸の専門家系随一の強さ。(とくちゃん)

アフリカの専門家 (B)

  • 機敏はピンポイントで使いたい効果だから、なかなかタイミングを合わせるのが難しい。アフリカアイコンをたくさん出せてもオーバーキルになりがち。大陸の専門家系の中では弱いほうだと思うが、カードや後援者のアクションを踏まなくても回るほど順調な展開なら、これらを定期的に葬りながら手数効率を最大限に高められるので有効。(とくちゃん)
  • 大陸の専門家系後援者はアイコンを基本保全計画の足しにできるメリットがあるが、その点アフリカの専門家は機敏の効果によって協会を早く踏めるようになるため、基本保全計画争いの目的とは一番噛み合っている。なので基本保全計画にアフリカがあったらキープの優先度は高め。ただし、急いで出す必要はない。(とくちゃん)

地球規模の繁殖計画 (A)

  • これ1枚あるだけで、基本保全計画争いを制しやすくなる。提携動物園2の条件は重くはないが、屋外区域を除いてタイミング的に効果を使えるのは3ラウンド以降になるので、主に中盤以降の高レベルの保全計画争いに有効。(とくちゃん)
  • 多様性の5など人気のある第1スロットを4で取ったり、なかなか4つ集めるのが難しい動物アイコンの保全計画の第2スロットを3で取るのが特に強い使い方だと思う。つまり、2保全点増加する部分に使えば得点的に6点分のアドで、そもそも下のスロットが埋まっているときは機会自体を生み出している。計2回これが可能だと考えれば、その強さがわかりやすい。(とくちゃん)
  • これなしでも目当ての保全計画の条件を満たせそうなときは特に必要ないが、相手に取られると厄介になる場合があるので、中途半端なタイミングで場に出てきたときは悩ましい。(とくちゃん)
  • 屋外区域だけは、序盤から使えるから2ラウンドにアイコン1つだけの状態で保全計画を踏めたりして面白い。そのパターンではないが、後援者これ1枚のみで26ターンで終わったゲームを厳選棋譜に載せてある。そのときは中盤に4保全点を稼ぎ出してくれた。(とくちゃん)

有能な伝達者 (B)

  • Ⅱ面条件は重いが、序盤にこれを使えると最初の保全計画キューブを協会職員ではなく、2スペース囲い地や5金などの有効な収入系に充てられるのが大きい。中盤以降にはほとんど使い道はない。(とくちゃん)

技師 (A-)

  • 効果は強力だが、建設にはお金がかかるので過信は禁物。お金が苦しい展開のときに下手に出してしまうと、休憩して5金を取っておいたほうがマシだったということもある。(とくちゃん)
  • 丸い運用なら建設アクションのたびに2金で展示館が1つ余分に付いてくる(展示館は得点効率が良い)効果だし、お金に余裕があればサイズ3以上の囲い地を2つ作って動物出しを加速することも可能。マップ全埋めの5点もほぼ約束されていて強い。(とくちゃん)
  • 広義には建設のボトルネックを解消してお金に寄せるカードなので、展開によってはあとから出しても十分有効だし、むしろお金に余裕が出てくる中盤以降のほうが活きるかもしれない。序盤にも1ラウンドが長引けば売店や展示館のダブル建設で手数を無駄にしないですむし、建設アクションを裏返さずに進めても面白い。このように用途が広く、玄人向けのカードだと思う。(とくちゃん)

繁殖計画 (C+)

  • 地球規模の繁殖計画と同様に出せれば強いはずなのだが、研究2の条件が拡大再生産と噛み合っていなくて重すぎるために、なかなか出す機会に恵まれないカード。これを出すためだけに研究2の大学を取るのはさすがに弱いのでやめたほうがよい。代弁者科学博物館医学の飛躍的進歩といった研究系のコンボと組み合わせられればおいしいが、そもそも出したい後援者が多い中でその機会をこのカードにかけている余裕があるのかという問題がある。(とくちゃん)
  • 一応、研究アイコン付きの後援者を1枚出せれば、2評判の大学と合わせて条件を満たし、発展の流れをさほど阻害せずとも2ラウンドの保全計画に活かすことができる。計画的に有効な使い方ができるのはこれくらいか。(とくちゃん)

多様性の研究者 (B+)

  • 水域、岩アイコンをたくさん集めた上で引いてこれると、お金も得点も入っておいしい。囲い地の置き方が限られてくる終盤にも水域と岩の条件に苦労しなくなるのは便利で、水族館架空索道の補助としても安定する。意外と人気ですぐに取られてしまい、なかなかお目にかかれないイメージがある。効果の種類が多いので見落としに注意。(とくちゃん)

連邦助成金 (A+)

  • 最初に出せば一般的な5ラウンド終了のゲームで15金相当。評判9の3点(1保全点)も比較的取るのは容易。研究アイコンまで付いてくる。シンプルに強いカード。(とくちゃん)

考古学者 (B)

  • マップによって活かし方の変わる面白いカードだが、研究アイコンの条件が重い上にそこまで効果が安定して強く見えないため、選択肢から外れてしまうことも多い。発動タイミングが遅れるほど弱くなるので、使うならなるべく早めに外周スペースの配置ボーナスを埋めるようにしたい。(とくちゃん)
  • 個人的にはそこまで使用経験が多いわけではないが、アイスクリーム屋で1ラウンドに5金2評判を得られたときは強かった。他にも展望塔ハリウッド・ヒルズ辺りは、5金が継続的に入ってくるので強めに見える。屋外区域の提携動物園のような強力な配置ボーナスは、使いまくられないようにうまく設計されている印象。(とくちゃん)

特許権の解放 (B-)

  • 研究アイコンの獲得は一般にお金や訴求点の拡大再生産とは逆行するので、同系統の基礎研究と比べると弱いように思う。それでも初手にあると、研究2の大学を取って出してみたくなる魅力がある。序盤は相手プレイヤーに与えるお金のデメリットも大きいので、他に取りたいカードがあれば優先的にピックする必要はないと思う。(とくちゃん)

科学研究所 (C)

  • 専ら研究アイコンのコンボ用のカード。それでもわざわざ1手かけて出して研究条件付きの動物を1枚出すだけとかでは弱いと思うので、できれば科学博物館医学の飛躍的進歩レベルのカードと組み合わせたい。(とくちゃん)

渡りの記録 (A-)

  • 保全計画の中でも本来は得点効率の悪い野生復帰が、このカード1枚で全部有効な得点行動に化ける。他のプレイヤーが基本保全計画を目指す中で、1人だけ野生復帰中心のストラテジーを組めるから面白い。ただし、野生復帰のタイミングが早すぎると収入が減ってしまうから注意。せめて2枚目の動物から。野生復帰カードがめくれない展開になるとさすがに厳しいので、そのときは流れを見て埋める。(とくちゃん)
  • 保全計画を計6回、うち野生復帰を5回やって爆発して勝ったことがある。そのときは序盤にオーストラリアの野生復帰を出して、3ヶ所のスロットを立て続けに全部取った。ここまで噛み合う展開は珍しくても、中盤に出して3回くらい発動させられれば及第点。(とくちゃん)

検疫研究所 (B+)

  • 妨害によるロスは特に上位プレイヤーにとっては致命的になりうるので、1手使ってでも出しておく価値は十分にある。最低限、研究アイコンは付いている。(とくちゃん)
  • サイで取った基本保全計画カードをこそ泥で奪われたり、終盤に締めつけをもろに食らって2手余分にかかって負けたりすると、このカードのありがたみがよくわかる。笑(とくちゃん)
  • 直接の防御効果のみならず、お金やX-トークンを温存したりといった対策が不要になる間接的な効果も大きい。(とくちゃん)

外国の協会 (C+)

  • 序盤の2評判は早期のアクションカード裏返しにつながって有効なこともあるが、X-トークンを使ってまで出したいかというとやや微妙。終盤も評判を上げたときのボーナスと終了時効果を合わせて6点(2保全点)になるときしか、1手使って出す価値はない。(とくちゃん)
  • ゴリラの実地調査の研究アイコンの重さをレベルに変えて、出しやすくはなったけど得点は取りづらい・・みたいなカード。(とくちゃん)

世界動物園水族館協会の特命 (A-)

  • 評判6の条件は重いが、出すのが遅くても十分な働きをしてくれる。終盤はマップが埋まって大きな囲い地を作りづらくなってくるので、小型動物5枚で10点くらい稼ぐのを目指すのが一般的か。状況が許せば大型動物2~3枚でももちろん強い。選ばなかったほうの動物は出せなくなるので、事前にそれらを出し終えた上で計画的にプレイして動物ラッシュをかけ、フィニッシュまで持っていくような使い方が強いと思う。(とくちゃん)
  • ハリウッド・ヒルズのHボーナスで中盤に引けたりすると嬉しいカードの筆頭格。(とくちゃん)
  • 早めに出せるときはある程度の決め打ちは必要だが、一つのかたちとして大型鳥類館と組み合わせての大型動物特化は最大級の強さを発揮すると思う。(とくちゃん)

世界動物園水族館協会の小型動物計画 (B+)

  • 中盤にこれを出すと、小型動物戦術が安定する。すでに何枚か小型動物を出していればお金も入るし、何よりも噛みつきの効果が強い。ただし小型動物は人気がある場合が多いので、場から枯渇してしまうと強さは半減する。逆に相手がこれを出している場合、小型動物はすごい勢いで場からなくなると思っておいたほうがよい。(とくちゃん)

小型動物の専門家 (A-)

  • シンプルに小型動物を出せば出すほど、コスト軽減が受けられて強い。特化できればお金系の後援者の中でも最強クラスだが、小型動物は人気がある場合が多く、相手の出方によってはそこまでたくさん出せずに終わることも。(とくちゃん)
  • 他の小型動物系カード(世界動物園水族館協会の小型動物計画や小型動物の保全計画、最終得点計算カード)と組み合わせられるとおいしいが、単体でも最低限の働きはしてくれる。序盤に他の選択肢がなかったら、とりあえず出しちゃって問題ない。(とくちゃん)
  • 終盤の訴求点目的でも普通に使える。出すのが小型動物1枚分遅れるごとに3金多くかかって1訴求点増える計算だが、動物カードで1訴求点得るのにかかるお金は3金弱くらいなので、実はいつ出してもそこまで価値は変わらない。(とくちゃん)

大型動物の専門家 (B)

  • 大型動物の(囲い地も含めた)平均コストは小型動物の倍以上であるが、4金しか軽減が受けられないのは、3金の軽減が受けられる小型動物の専門家と比較してかなり弱い。そもそも大型動物は単体で強い効果を持ったものが多く、そうそう計画的にたくさん出せる類のものではないので、ほとんど活かせずに終わってしまう可能性を考えると序盤からは出しづらい。(とくちゃん)
  • 即時の得点効果のほうは大型動物1枚あたり2訴求点で、小型動物の専門家の倍なので及第点。むしろお金が足りている限りは、なるべくあとで出して訴求点を得たほうが強いと思われる。(とくちゃん)

助成金:霊長類/爬虫類/ハゲワシ/ライオン/ゾウ (B/B+/B+/B+/B)

  • 助成金系のカードは、1ラウンドに出して安定で3金以上の収入を得続けるか、当該アイコンを集めたあとの終盤に訴求点目的で出すかのほぼ2択だと思っている。中途半端なタイミングで出すのはおそらく罠。(とくちゃん)
  • 少なくとも1ラウンドに出せれば、1訴求点を得られることも含めて、連邦助成金と同程度かちょい下位互換程度の働きはしてくれるので悪くない。(とくちゃん)
  • 霊長類は絶対数が少なく、草食動物は高コストのカードが多いため、並べづらいことを考慮して他の助成金よりもやや評価は低めにしている。(とくちゃん)

霊長類学者/爬虫両生類学者/鳥類学者/肉食動物の専門家/草食動物の専門家 (A/A/A-/A/A-)

  • 動物の学者専門家系のカードは、場によって大きく強さが上下に振れる特徴がある。一般には同アイコンの基本保全計画があるときに特に強く、そうでないときはあまり働かないこともある。(とくちゃん)
  • BGAの統計データだと、1人あたりの平均アイコン数は霊長類が1.5で、他は2。なので4人戦の場合、霊長類学者は最初に出せば「1.5×4×3=18金」、他は「1.5×6×3=24金」が平均的な能力。加えて、出したときに手に入るアイコンが基本保全計画の足しになる場合はそのメリットも大きい。(とくちゃん)
  • 上振れして10個以上アイコンが出てきたりすると鬼のように強いが、良くも悪くも相手次第のところがあるので戦略の核にはしづらい。出したからには、なるべく自分でアイコンを増やしていってコントロールする体制を整えたい。(とくちゃん)
  • カード間の評価の差については、序盤からたくさん出されることが少ない印象の草食動物鳥類のみ、やや低めにしている。草食動物は安い小型動物が少ないこと、鳥類は大型鳥類館に飼える鳥たちのコスト効率の悪さが、アイコンが増えづらい主な原因だと思われる。とはいえ、動物の出しづらさは後援者カード自身によって手に入るアイコンの貴重さの裏返しでもあるので、基本保全計画争いのメリットについては相対的に大きくなるが。霊長類カードは絶対数こそ少ないが、軽くて出しやすい動物も多くて序盤でも結構出てくる印象があるので、基本保全計画でマウントを取れるメリットも合わせて評価は低くしなかった。(とくちゃん)

水文学者 (S-)

  • マップによって差はあるが、水域に隣接するスペースは平均すると20弱あり、最初に出せば20金くらいを運んでくれる。しかも1訴求点が自動的に入り、最後の1保全点の獲得も容易なので、さらに4点+訴求点分の収入が付いているようなもの。終盤に出しても、集めている水域アイコンの数だけ訴求点が増えるから腐らない。オールマイティに強い。(とくちゃん)
  • 地質学者との比較をマップ別にすると、シルバー湖商業港は序盤から水域周りに展開しやすく、水文学者が特に優位だと思う。右辺から展開するなら研究機関とも相性は良い。園内レストランはどちらも強い。アイスクリーム屋は極端に水域が弱い。(とくちゃん)

地質学者 (S)

  • 水文学者の岩バージョン。岩への隣接スペースは全体的に水域よりも少し多いから、こっちのほうが強いかも。ただし、最初に出したときは訴求点が入らない。その分、岩アイコンを集めたあとに入る訴求点は効率が良く、すでに岩アイコンが3つあれば(出したときの1つを合わせて)4つで6訴求点とかで、終盤に引いてきてもおいしい。初手に岩アイコン付きの動物があったら、多少入るお金が減ってもそっちを先に出して3訴求点獲得を狙うのも悪くない。(とくちゃん)
  • 架空索道とのコンボは特に強く、出した時点で岩アイコンが6つになれば、3×3+2=11訴求点が即時で入る。おそらく終盤系の後援者効果では最強。(とくちゃん)
  • マップ別では、アイスクリーム屋との相性が随一。他、展望塔屋外区域も岩周りに早めに展開しやすそう。ハリウッド・ヒルズも早期にHスペースを埋めるプランなら。園内レストランは水域と合わせてどちらも強い。(とくちゃん)

ミーアキャットの巣穴 (B+)

  • 評判3が重い上に序盤からどうしても欲しい効果ではないから、出せるタイミングで無難に出して手頃に訴求点を稼ぐカードになっているイメージがある。ユニーク建物の中では比較的置きやすい形で、中盤以降に引いてきてもまだ置くスペースが残っていることが多い。(とくちゃん)
  • 草食動物は全体的に高コストでたくさん集めるのが困難なため、6つ集めての1保全点は滅多に期待できない。それでも基本保全計画に草食動物がある中で草食動物の専門家を引けたりすると、無類の強さを発揮する。数が少ない低コストの小型草食動物は大事にしたい。(とくちゃん)

ペンギンのプール (A)

  • 鳥類はフクロウの知覚力やハゲワシの腐肉食の効果により、カードを引きながら発展していけるコンボ要素があるため噛み合うと強い。コストも全体的にそこまで高くなくて集めやすい。初手で評判2の大学を取るほどかどうかは状況次第だが、早めに評判を3にして出したい。(とくちゃん)

水族館 (S-)

  • 出したときに4訴求点入り、さらに水域アイコンを4つ追加するだけで合計12訴求点+1保全点という、安定感と最高の得点力を誇るカード。水域アイコンは全体で33個と、アイコンの中でも一番数が多く、動物や大陸のアイコンと違って基本保全計画のライバルもいないから集めやすい。(とくちゃん)
  • 評判3の条件が重くて、大学から行くことを強いられることだけはデメリット。それが効いてか、得点力はあっても勝ちきれないことがままあるから、その辺りでバランスが取れているのだと思われる。(とくちゃん)

架空索道 (S)

  • 水族館同様、得点力随一のカード。岩アイコンの全体数は28個で水域アイコンと比べると少ないが、それでも動物や大陸のアイコンと比べれば集めやすい。岩アイコンは結構強い動物に付いている印象があるので、それらに特化していきたい。(とくちゃん)
  • 水族館とは違って、提携動物園を取りながら1ラウンドに出せるのが大きい。動物方面の拡大再生産を阻害せずに、訴求点を伸ばしていくことができる。出すのにX-トークンが必要だが、配置ボーナスで取れば手数もかからない。岩アイコンを6つ以上集めるのが理想だが、4~5つで止まってしまっても十分強い。(とくちゃん)
  • ユニーク建物は細長い形をしているので、マップの端から端まで渡り歩いて通常では届かない位置にある配置ボーナスが取れたり、ダイナミックな使い方ができるときがある。その分、空きスペースが少なくなってくる終盤は出しづらい。条件の軽さと合わせても、水族館よりも序盤寄りのカード。(とくちゃん)

ヒヒの岩 (A-)

  • 霊長類は絶対数が少なく、たくさん集められずに終わることも多いが、集められると強い。一番伸びるのは基本保全計画に霊長類があるときだが、ないときのほうがライバルがいなくて集めやすいかもしれない。テングザルのような動物カードもあるので、コンボが魅力的。(とくちゃん)

アカゲザル園 (A-)

  • X-トークンは3金相当の価値で、序盤の使い道も限られているためヒヒの岩の2訴求点(5~6金相当)と比べると物足りなく見えるが、このカードの特徴はなんといっても出しやすさ。ユニーク建物系後援者の中で唯一、隣接などの条件無しに強さ5以下で(X-トークンを使わずに)出せる。加えて建物の形は非対称で細長く、置き方の自由度が高いため序盤から中盤にかけてマップ上の建設を発展させるのに適している。引いたときはとりあえず出してしまえば問題ないが、ユニーク建物は後々の建設や配置ボーナスの獲得までを意識して、ベストな置き方を心がけたい。(とくちゃん)
  • X-トークンは地味だが、後々痒いところに手が届くような感じで活きてくるのでたいてい無駄にはならない。また、順調なときに得点効率の悪いアクションをすっ飛ばしてくれる効果があるため、噛み合うとあっという間にゲームを終わらせられて強さを実感できる。霊長類学者ヒヒの岩と組み合わせられれば最高。(とくちゃん)
  • ヒヒの岩と両方持っているときは、先にアカゲザル園を出して得たX-トークンを使ってヒヒの岩を出す流れがスムーズ。(とくちゃん)

アメリカフクロウの小屋 (B+)

  • 動物よりも少し弱い知覚力効果(2ドロー1捨て)を持つ。便利なんだけど、単体だとちょっと物足りないかな?ペンギンのプールとコンボするとめちゃ強なんだけれど。手札があふれがちな序盤よりも、中盤以降に活きる印象。(とくちゃん)
  • 鳥類は動物自体にも知覚力腐肉食の付いたものが多くてドローがオーバーキルになりがちだが、そこはより良いカードを引くためと思って割り切ろう。手札を処理できる育児嚢日光浴と相性が良いので、これらの効果を持ったカードを積極的に使っていきたい。(とくちゃん)

ウミガメの水槽 (B+)

  • 日光浴は序盤に特に有効な効果で、これが初手にあると対戦相手よりも多くのお金を動物に投じることができ、拡大再生産をリードできる。中盤以降は、日光浴効果を持つカメやトカゲとかぶることと合わせてもオーバーキルで、必ずしもフルに効果を使うわけではない点に注意。むしろお金よりもカードが重要な場面が多く、ある程度拡大再生産が進んだら要らないカードを引いたとき以外は使わないイメージ。(とくちゃん)
  • パズルに携わっている者に言わせると、このユニーク建物は最も置きづらいテトラヘックスなので、形だけで評価すると最低ランク。爬虫類アイコンが基本保全計画に関わっているときを除き、序盤以外で出したい場面はほとんどないと思われる。(とくちゃん)

ホッキョクグマの展示場 (S)

  • ゲーム中、他人の行動によって訴求点の入る唯一のカード。クマアイコンは全体で10個しかないが、強い動物も多くてたいてい4~5つは出てくるイメージがある。4~5つで8~10訴求点は水族館架空索道と比べるとやや劣る得点力だが、クマアイコンは誰が出してもよく手を狭めないことを考えると、まれに滅多に登場しない展開があることを差し引いても最強カードの一角と言ってよいと思う。また、動物アイコンを2種類増やせるので、「種の多様性」の保全計画へ向けて加速できる点が特に強い。(とくちゃん)
  • 条件がなく出しやすいが、ユニーク建物はやや置きづらいので、これが初手にあるときはホッキョクグマの展示場の位置をベースに他の建物の位置関係を計画するとよい。(とくちゃん)
  • BGAの仕様だと、他人の行動による2訴求点でゲームの終了条件を満たしても、ホッキョクグマの展示場を出しているプレイヤーの手番を終えるまでは終了フラグは切られないらしい。(とくちゃん)

ブチハイエナの放飼場 (A-)

  • 手軽に出せて、その後肉食動物を出すたびに動物カードを補給してくれる。最初はドローが無駄になってしまうこともあるが、肉食動物アイコンを重ねれば重ねるほど引ける枚数も増えて安定してくる。初手に他に使いたい後援者がなければ、とりあえず取って出してしまって問題ない。肉食動物は重ねた先の群れの効果が強いので、最終的には群れコンボによる高得点獲得を目指したい。(とくちゃん)

オカピの小屋 (B)

  • 序盤からたくさん後援者を出すプレイが可能になるので面白いが、お金を支払ってでもいち早くプレイしたい後援者が複数手札に来るケースは少なく、発動条件になっている草食動物自体が高コストで出しづらいため、活かせる範囲は狭い。他に草食動物アイコンをプレイしないと、ひとまずこのカードを出したときに1枚後援者をプレイできるだけになり、その後援者を普通にプレイするのと変わらないばかりか、かかったお金の分損をしていることになる。(とくちゃん)
  • 使うからには、ユニーク建物をうまく活かして発展したい。後援者を並べるのが強いかどうかで悩むくらいの状況なら取らないほうがよいと思うが、草食動物の基本保全計画があるとハードルが下がる。草食動物の専門家土着の家畜など、草食動物アイコンを持つ他の後援者とコンボさせられると有効。(とくちゃん)

動物園学校 (B)

  • 1評判1保全は中途半端ですぐにトラックボーナスを得られるケースが少なく、外周スペースに置かなければならない制約も意外と厄介。カード獲得効果を活かすには評判の範囲内に欲しいカードが出ているときに使いたいが、そのときまでわざわざこのカードをキープしておくのも微妙。自分はあまり使いたくならないのだが、強さの割には噛みついて出している人が多い印象がある。(とくちゃん)
  • 序盤に使うなら1ラウンド中に評判5に到達させて建設アクションを裏返し、売店や展示館で収入を安定させる戦術がメインになると思う。2評判の大学に加えてマップから1評判得られればいける。案内人付きの校外見学があるときは保全点2でも。(とくちゃん)

冒険遊び場/水遊び場 (A/A)

  • 手軽な4訴求点カード。お金をかけずに4訴求点は序盤の収入アップにも貢献してくれるし、2マスは置き方の自由度も高く、売店と組み合わせて更なる収入アップと動物園の発展が望める。レベル3は出しやすく、タイミングを調整しやすい。終盤でもマップを埋めるのに貢献するなら使える。とがった強さこそないが、いつ引いても腐らないユニーク建物系随一の安定感を誇る。(とくちゃん)

通用口 (S)

  • 出しやすい上に莫大な収入が見込めるお金系最強のカード。多少雑に建物を隣接させても毎ラウンド6金は固く、これは動物で訴求点を上げて稼ごうと思ってもそう簡単に手に入れられる収入ではない。売店とコンボさせられるので実際の収入力はそれ以上かも。マップを埋めきれば5点も付いてくる。ざっと考えただけでもヤバい強さ。(とくちゃん)
  • 強いはずなのだが、構築に手数がかかるデメリットもあって意外とターン数がかかり、高速展開を仕掛けられると勝ちきれない場合も。収入アップのために売店や展示館を単体で建設するのは、1ラウンドの休憩フラグがなかなか切れないときだけにしたほうがよいかもしれない。既存の建物に隣接させなくてよい効果も罠になりうるので注意。それで手が広がることもあるが、収入自体は隣接させて置いたほうが手数をかけずに早く増える。このように選択肢が広くて運用の仕方が難しく、結構玄人向けのカードの印象。(とくちゃん)
  • 原則は出すのが早ければ早いほど強いが、収入効果が目に見えておいしいのはせいぜい2ラウンドまでか。5点が付いてくるために、終盤もマップ全埋めに絡めるなら普通においしい。(とくちゃん)
  • 収入効果だけでも十分強いので、展開が許さないときにマップ全埋めを無理に狙う必要はない。(とくちゃん)
  • マップ別では、展望塔研究機関ハリウッド・ヒルズの3つが最大10金の収入を得られて最も相性が良い。(とくちゃん)

土着の海鳥/土着のトカゲ (A-/A)

  • 序盤にポーンと出して大量に訴求点が入るのはとても強い。他の人がコストを支払って動物を出すことでようやく得られる訴求点をこれ1枚で無料で賄うことができるわけで、収入でも得点でも明らかに1歩リードできる。動物アイコンが付いている点も含め、(打たなければかわりに5金を取れるので)5金で囲い地不要の動物を出しているのとほぼ同様のポテンシャル。(とくちゃん)
  • 冒険遊び場水遊び場に4訴求点が付いていることを考えると、ユニーク建物のない土着系は5~6訴求点程度得られるなら及第点だと思う。もちろん、動物アイコンを基本保全計画に利用できるなら、もっと少なくても出してよい。(とくちゃん)
  • アークノヴァはマップ配置の自由度の高いタイプのゲームだと思うので、うまくやればたいてい25訴求点に到達するまでに水域や岩の隣接スペースを相当数覆えるはず。初手にあったら、出すまでの建物の置き方を計画して進めよう。ギリギリまで引き延ばしたほうが訴求点は得やすいが、手札を圧迫するし訴求点収入が入ってくるタイミングは遅くなるので、どこまで深追いするかはケースバイケース。また、このカードの一番のデメリットは無理をした結果終盤に大型動物(もしくは中型も)を飼うスペースがなくなってしまうことなので、その点も含めて何訴求点を狙うのが適切なのかを状況に応じて考えるとよい。(とくちゃん)
  • マップにもよるが、水域よりも岩のほうが序盤から無理なく隣接させやすい印象があるので、海鳥よりもトカゲの評価を高めにしている。(とくちゃん)

土着の家畜 (S-)

  • 土着の海鳥土着のトカゲと比べるととがったカードの印象。大量の訴求点を得やすいが、欲張りすぎると後々大型動物を飼うスペースがなくなって苦しむこともある。2~3ラウンド辺りに出して10訴求点くらい得られれば及第点。噛み合うと15訴求点を狙えたりするので、ロマンがある。(とくちゃん)
  • 効果はめちゃくちゃ強力なので、デメリットがあるくらいがちょうどよい。このカードを使う場合、なるべく速攻で訴求点や保全点を増やして終わらせることを意識するとよいと思う。動物を飼うのに苦労する前にフィニッシュまで持っていければ理想。(とくちゃん)
  • 空きスペースによる終了時の保全点を忘れがちなので注意。順調に速攻で終わらせられる展開なら、特に無理しなくても1保全点くらいは結構取れる。(とくちゃん)
  • 動物からは入手しづらい(高コストのため)草食動物アイコンがこれで手に入るのはおいしい。(とくちゃん)
  • これは土着系全般に言えることだが、訴求点でリードする展開になることが多いので、こそ泥などの妨害には要注意。(とくちゃん)

案内人付きの校外見学 (A+)

  • いつでも出せて手軽に7点を取れるカード。(1保全点を3点、終了時の動物アイコン5種類は達成しやすいと考えて。)拡大再生産にはあまり寄与しないので出すタイミングが難しいが、ノーコスト7点は価値が高く、特に終盤に限定すると最強の後援者の一角にランクされると思う。収入フェイズ直前の、持ち金が少なくなって他にやる事がなくなったときが狙い目。(とくちゃん)

探検家 (A-)

  • 序盤に出せば訴求点とお金を継続的に運んでくれ、あとから出しても大量にお金が入る。あまりラインナップに強い印象のないⅡ面条件の後援者の中では、一番目に見えた強さがあると思う。基礎研究と並んで、早くから後援者アクションを改良するモチベが生まれる数少ないカード。金回りが良くなるので、どちらかというと休憩は進めずに収入を引き延ばす展開を意識したい。(とくちゃん)
  • 新しいアイコンをどんどん増やしたくなるが、あくまで保全計画優先で流れに任せておけば十分。野生復帰によってアイコンがなくなれば同じアイコンでも複数回起動できるので、チャンスがあれば狙いたい。(とくちゃん)

世界動物園水族館協会の大型動物計画 (C)

  • 5スペース囲い地を無料で置けるとか効果は強いのだが、条件が重すぎる中でタイミングが合わなくてなかなか使い道がない。そもそも条件の重い強力な大型動物は、終盤に向けてそれらを出せるように構築を進めていきたくなる程度には魅力があるから、いつめくれるかわからないたった1枚の後援者カードに期待するわけにはいかないし、手札に持っておくのもしばらく出せないから損になる。Ⅱ面条件に評判6って、そもそも評判を5にしたときに動物アクション改良しちゃえばいいよね?・・って感じで。5スペース囲い地も、終盤の条件を満たす頃には有効な置き場所がなくなってしまうことも多い。大型動物計画なんだから、せめて4スペース囲い地も選べるようにしてほしかった…(とくちゃん)
  • たまたま諸条件がぴったり合えばおいしい場面もあるのかもしれないが、自分は一度も使えたことがない。(とくちゃん)

放し飼いの新世界ザル (C+)

  • 即時訴求点系(土着系)の後援者の中で、これだけかわいそうなくらいダントツで最弱に見える。配置ボーナスの獲得をあえて遅らせなければ隣接数を増やせず、そうやって頑張って構築してもそこまでもらえる訴求点が増えるわけではない。むしろ別のカテゴリーのカードだと考えれば、霊長類アイコンが保全計画の足しにもなるのでそこそこ使える。(とくちゃん)
  • 一応マップによっては及第点の強さを発揮する。一番相性が良いのはシルバー湖で、次点が園内レストランだと思う。それぞれ7訴求点、6訴求点を得たことがある。シルバー湖のときは、必要な資金量に応じて2金スペースもある程度覆いながら無理なく展開するのが良いように思う。(とくちゃん)

戦勝記念塔 (B+)

  • 一般的な5ラウンドゲームなら最初に出せば将来的に5訴求点。ユニーク建物も付いてくるし弱くはないのだが、土着系のように序盤にそのくらいの訴求点が入る後援者はいくつかあるので、収入のたびに1訴求点ずつでは少々魅力に欠けるかも。終了時効果も相手に訴求点でリードされてないと得点が入らないので、保全点側でマウントを取っていないとなかなか得た上で勝ちにはつなげられない。(とくちゃん)
  • アーケードが強すぎるので仕方ないが、比べるとちょっと物足りない。(とくちゃん)

アーケード (S)

  • 収入力、得点力ともに連邦助成金の上位互換のような働きをする強カード。1マスのユニーク建物は手軽に置けて売店収入の足しにもなるし、ゲームが進んで訴求点が上がるほど収入が増えていく。4人戦でトップ争いをしている場合はゲーム終了時の4点もほぼ固く、出したときの2訴求点と合わせて6点だから中盤以降に引いてきてもノーリスクで出せる。派手さはないが、しっかり発展に貢献してくれて気がつくと勝ちにつながってる系。(とくちゃん)