屋外区域の長所がよく表れたゲーム。
配置ボーナスで提携動物園を取れるのは本当に強く、2ラウンドに保全計画へ行ければ、2ラウンド終了までに建設と協会を改良した状態で、3つ目の提携動物園を取ってワーカーを3人にできる。これで3ラウンドから保全計画を2回打てる体制ができあがる。
休憩の速度的に3ラウンドに2回は打てなかったが、ワシミミズクとメンフクロウの知覚力の効果によって草食動物繁殖計画とヨーロッパの野生復帰を引けていたため、保全計画の受け皿は十分だった。爬虫類の2が終盤まで残っていたのも運がよく、最終的に保全計画は5回で最終得点計算カード(自然保護動物園)3保全点。
屋外区域は3つ目の大学を取ったときの2保全点に目が行きがちだが、早くゲームを終わらせられる場合は気にしなくてよい。むしろ大学を取らない状態で走りきれれば一番強い。
実は大型動物は1頭もプレイせず。(屋外区域のみの4人戦のため、辛かった印象。)一見屋外区域の周囲を活かしきれてないように見えるが、メリットの享受は中型(サイズ3)の動物で十分。何よりも、他のマップだと(×トークンを使わない)建設アクション1回につき1つしか作れない中型以上の動物を飼える囲い地を、屋外区域なら複数作れるのが大きい。さらに2マス囲い地の保全計画収入を利用すれば、建設アクションの必要すらない。
今回は序盤は小型動物中心で進め、屋外区域周りに動物を飼い始めたのは3ラウンド以降。囲い地のコスト軽減効果は早めに使いたいと思っていたが、これでまったく問題ない模様。むしろ、収入が潤沢になる中盤から終盤にかけてのほうが高コストの強い動物は出しやすいので、そのときまで屋外区域周りは空けておくほうが動きやすいかもしれない。
サイズ5の大型動物を飼える囲い地が余ってしまったが、これはドローの受け皿としてより広い種類の動物を飼えるようにするために用意していたもの。また、ガラパゴスゾウガメを出したときに、こそ泥対策で念のためカードを1枚売っていて、それにより1点損している。要所で引き運に恵まれたとは思うが、このように安全策を取っても26ターンで122点を出せる屋外区域のポテンシャルは相当高いと思われる。
https://boardgamearena.com/table?table=393157882
後援者、基本保全計画へ向けてのアイコン、囲い地など、ことごとく効率性が良くて流れるようにゲームが終わったケース。
後援者は初手にあった3枚を「水文学者 → 南北アメリカの専門家 → ペンギンプール」の順に出して活かしきり。南北アメリカの専門家は保全計画の足しにはなったが、早すぎて売店5つには届かず。ペンギンプールは計12訴求点を稼ぐ。
安定のコアラスタートで保全計画はオーストラリアの2から入り、トナカイを一緒に飼ったり南北アメリカの専門家の助けを借りたりしながら次に南北アメリカの4。そして終盤は、ペンギンプールとともに鳥類ラッシュをかけて、鳥類の5。途中、シュバシコウの野生復帰も入ってこれも効率的。
コアラの囲い地に、トナカイとアカシカを両方飼ったのは初めてw(まったく能力が同じで大陸アイコンのみが違う、混在3の2動物)他、大型鳥類館にも(野生復帰したシュバシコウも合わせて)計3匹入れられたり、建設を節約して最小限の囲い地で進められたのが強かった。
研究機関の条件無視の能力は一度も使わず。研究機関にはそれ以外にも保全計画ボーナスの2機敏という強力な効果があり、順調なときは終盤に弱いアクションをすっとばして動物や協会(保全計画)のような得点化力の高いアクションを打ち続けることができるから、特に早くゲームを終わらせやすいと思われる。
https://boardgamearena.com/table?table=391276960
早くて安定しているアイスクリーム屋に死角なし!
科学図書館を出してからマップボーナスで考古学者。考古学者が1ラウンド中に3回発動して5金2評判を稼ぎ出してくれたことにより、大学へ行かずにすんで特に早く終わったケース。後援者も最初の2枚だけであとは全部お金。
考古学者は噛み合うと強いんだけど、研究アイコンの条件が重いから、科学図書館や連邦助成金のような研究アイコンのついた強めの後援者カードを一緒に引けない限りは、自分は序盤からは出さないかもしれない。