https://boardgamearena.com/table?table=393460758
屋外区域の長所がよく表れたゲーム。
配置ボーナスで提携動物園を取れるのは本当に強く、2ラウンドに保全計画へ行ければ、2ラウンド終了までに建設と協会を改良した状態で、3つ目の提携動物園を取ってワーカーを3人にできる。これで3ラウンドから保全計画を2回打てる体制ができあがる。
休憩の速度的に3ラウンドに2回は打てなかったが、ワシミミズクとメンフクロウの知覚力の効果によって草食動物繁殖計画とヨーロッパの野生復帰を引けていたため、保全計画の受け皿は十分だった。爬虫類の2が終盤まで残っていたのも運がよく、最終的に保全計画は5回で最終得点計算カード(自然保護動物園)3保全点。
屋外区域は3つ目の大学を取ったときの2保全点に目が行きがちだが、早くゲームを終わらせられる場合は気にしなくてよい。むしろ大学を取らない状態で走りきれれば一番強い。
実は大型動物は1頭もプレイせず。(屋外区域のみの4人戦のため、辛かった印象。)一見屋外区域の周囲を活かしきれてないように見えるが、メリットの享受は中型(サイズ3)の動物で十分。何よりも、他のマップだと(X-トークンを使わない)建設アクション1回につき1つしか作れない中型以上の動物を飼える囲い地を、屋外区域なら複数作れるのが大きい。さらに2マス囲い地の保全計画収入を利用すれば、建設アクションの必要すらない。
今回は序盤は小型動物中心で進め、屋外区域周りに動物を飼い始めたのは3ラウンド以降。囲い地のコスト軽減効果は早めに使いたいと思っていたが、これでまったく問題ない模様。むしろ、収入が潤沢になる中盤から終盤にかけてのほうが高コストの強い動物は出しやすいので、そのときまで屋外区域周りは空けておくほうが動きやすいかもしれない。
サイズ5の大型動物を飼える囲い地が余ってしまったが、これはドローの受け皿としてより広い種類の動物を飼えるようにするために用意していたもの。また、ガラパゴスゾウガメを出したときに、こそ泥対策で念のためカードを1枚売っており、それにより1点損している。要所で引き運に恵まれたとは思うが、このように安全策を取っても26ターンで122点を出せる屋外区域のポテンシャルは相当高いと思われる。
https://boardgamearena.com/table?table=396414581
建設アクションを裏返さずにうまく回したゲーム。終盤に2マス囲い地の置き場所を1ヶ所ミスしており、建設が1回余分に必要になったので本来のポテンシャルは26ターン。
初手にコフウチョウがあったから、それで売店1つ置ければ以降は囲い地のみでも収入は十分だと考えた。「ヨーロッパの提携動物園→2マス→アフリカタテガミヤマアラシ→2マス&オーストラリアの提携動物園→コフウチョウ」で必要なお金ちょうど25金で、草食動物繁殖計画も使えるかたちだから狙ってみようかと。建設を裏返さない以上、草食動物繁殖計画では2マス囲い地のキューブ外しはマスト。
2ラウンドに(初手ピックの残り1枚の)ボリビアアカホエザルともう1頭別の大陸の動物を出した上で、X-トークンを3つ(マップから2つ、あわよくば休憩で1つ)取れれば、3ラウンドに3つ目の提携動物園を取ってワーカーを増やしながら生息地の多様性の5の保全計画を達成できる。(ここまでは1ラウンドの時点で視野に入れている。)
ノドジロオマキザルを噛みついた場面はちょっと攻めていて、安全に行くならダスキールトンを取るべき。(ダスキールトンはマップボーナスで取れそうだったので攻めた。)その後もテングザルを拾えたり、テングザルのために作った囲い地にマンドリルまで飼えたり・・と、恵まれていた。
後援者は最初にアクションが5にあるのに何も出したいものがなかった状況も手伝い、さっさと2つ目の提携動物園で裏返して初踏みから10金を得るプラン。建設を裏返さないからこそこの動きが可能で、このプランだと裏返す順番は「後援者→協会→動物」になる。
なんと、最後まで1枚も後援者を出さずに終了!アークノヴァは後援者ゼロでも展開によっては勝てて、26ターンで終わるゲームだということが分かる結果。
ちなみに、最終得点計算カードは2枚ともこの戦術とはまったく噛み合っておらず、ゲーム開始時点で0保全点になるであろうことは覚悟していた(笑)。
https://boardgamearena.com/table?table=399008918
地球規模の繁殖計画を利用し、保全計画を6回やって走りきった屋外区域。休憩フラグを切るためだけに後援者アクションを強さ2で打たされているターンがあり、もう少し周囲の休憩速度が早ければ25ターンで終わっている計算で、非常に強かった。
地球規模の繁殖計画は、中盤の「生息地の多様性」の5と「霊長類」の4に貢献し、実質4保全点を稼ぎ出してくれている。プレイした後援者はこれ1枚のみ。実際、ただでさえ屋外区域と相性の良い生息地の多様性を、大陸アイコン1つ足りない状態でも完遂できるのは大きい。
1つ上でレポしたケースでは建設アクションを裏返さずに後援者アクションを裏返してお金を得ていったが、今回は最初に建設アクションを改良するパターン。序盤のお金のやり繰りは多少苦しくなるが、Ⅱ面条件のマスを埋められることで売店収入を得やすくなるし、屋外区域周りの利用できるマスも増えるから、特に気取った姿勢の効果などで売店を置けない限りは、こちらの戦術をデフォルトと考えてよいように思う。
他、保全点5に到達した際にX-トークンを3つ取れて保全計画を加速できたり、ともにSクラスのインドサイとイヌワシを取れたり、タイリクオオカミを他者に便乗して野生復帰できたり・・と、いろいろ恵まれてはいたが、それらを差し引いてもよほど不運な展開でない限りは30ターンを切れそうに思え、このような度々の好結果は屋外区域のマップとしてのポテンシャルの高さを重ね重ね表していると思う。
https://boardgamearena.com/table?table=395697998
1ラウンドから爬虫両生類学者のおかげもあり保全計画を実行し、通用口などの後援者にも恵まれ、さらに周囲の休憩ペースも早かったことにより25ターン終了という僕(hiroakit)の最速記録を出すことができたので記念に載せておく。
プレイングのポイントとしては、序盤から豊富な資金があったのでそれを活かすために最初の保全報酬を噛みつきを選択して、さらに中盤の保全報酬でX-トークン3つを取って建設9を打つことにより資金を使い切るための大型動物2枚出しを狙っていったあたり。
最後もコビトカバがうまくハマって綺麗にフィニッシュ。ダブルアクション系の能力は強いね。
全体的に展開に恵まれていたので、あまり参考にはならないかもしれませんがどうぞ。
https://boardgamearena.com/table?table=403487374
ついに4ラウンドで25ターン終了という、とんでもない結果が出た!ターン数もさることながら、3回しか収入が入ってない状態でゲームが終わるのが凄すぎる。
架空索道と地質学者による岩コンボで、引きにも恵まれたケースだが、後援者で大量に訴求点を稼げるときは4ラウンドでもゲームが終わりうるということがよくわかった。
架空索道が「12訴求点+1保全点」、地質学者が「9訴求点+1保全点」。アークノヴァ界最強のコンボと言っても過言ではないであろう。
実は終盤に少しミスして3点減らしてしまっているのだが、そこはご愛敬。どこがミスなのかは、リプレイをご覧になった方への宿題としておく。
それにしても、架空索道はゲーム開始時に1のスロットに落ちていたものなので、これを3番手の2手目で拾えてしまっているのはちょっと甘すぎな気がする。
あと何気にニュージーランドオットセイの協会職員を増やせる効果が強く、これにより2ラウンドの保全計画時に噛みつきをオープンにできたので有効だった。地質学者も後ほどこの効果で取れたし、1つ上の hiroakit さんのレポにもあるように、シルバー湖では最初に噛みつきを選択するのが有効なケースは多いように思う。
https://boardgamearena.com/table?table=407082441
No Wonders さんの YouTube? チャンネルで紹介していただきました。
https://www.youtube.com/watch?v=9ueSJvvyXxM
ゲーム自体は水文学者と技師に恵まれてようやく5点差で勝てたもので、私の数あるゲームの中ではそこまで印象的だとは思っていませんが。
動画の中で触れられているポイントにだけ、いくつか言及しておきます。
https://boardgamearena.com/table?table=393157882
後援者、基本保全計画へ向けてのアイコン、囲い地など、ことごとく効率性が良くて流れるようにゲームが終わったケース。
後援者は初手にあった3枚を「水文学者 → 南北アメリカの専門家 → ペンギンプール」の順に出して活かしきり。南北アメリカの専門家は保全計画の足しにはなったが、早すぎて売店5つには届かず。ペンギンプールは計12訴求点を稼ぐ。
安定のコアラスタートで保全計画はオーストラリアの2から入り、トナカイを一緒に飼ったり南北アメリカの専門家の助けを借りたりしながら次に南北アメリカの4。そして終盤は、ペンギンプールとともに鳥類ラッシュをかけて、鳥類の5。途中、シュバシコウの野生復帰も入ってこれも効率的。
コアラの囲い地に、トナカイとアカシカを両方飼ったのは初めてw(まったく能力が同じで大陸アイコンのみが違う、混在3の2動物)他、大型鳥類館にも(野生復帰したシュバシコウも合わせて)計3匹入れられたり、建設を節約して最小限の囲い地で進められたのが強かった。
研究機関の条件無視の能力は一度も使わず。研究機関にはそれ以外にも保全計画ボーナスの2機敏という強力な効果があり、順調なときは終盤に弱いアクションをすっとばして動物や協会(保全計画)のような得点化力の高いアクションを打ち続けることができるから、特に早くゲームを終わらせやすいと思われる。
https://boardgamearena.com/table?table=400828673
2人戦の棋譜がなかったので載せておく。
2人戦は、4人戦とは大きくゲーム性が異なり、相手に損させること=自分の得になるので、例えば自分が休憩するのにベストなタイミングではなくても、相手がまだ動物を出していなくて相対的に自分のほうが用意ができていれば休憩フラグを切ってしまう等、より相手の損得を意識した行動が重要になってくる。
その意味では、今回使用したヒョウのように、1Rに提携動物園条件で出せる中型動物系は手数がかからず隙を見せにくいのでタイマン向けかもしれない。
中盤に保全点ボーナスで出した後援者以外は1枚も後援者を出さず、相手が動物を出す前に1Rのフラグを切ることができたので大きく有利を取ることができた。
肉食動物のコンボが順調に決まり、良い形で終盤にいくことができたので研究機関の2機敏ボーナスを活用して手数圧縮。
研究機関の特性である条件を1つ無視は、そもそも左下に到達せずに終わってしまって活用できなかった。
とはいえ、研究機関は合計10金のボーナスが落ちていて、右から入ると大学ボーナスも近いためそちらからプレイするのがお気に入りのマップである。
https://boardgamearena.com/table?table=396435558
特にこれといった戦略的な取り柄はないのだが、霊長類学者とヒヒの岩のコンボがぶん回り、ほぼそれだけで高速で勝利したゲーム。
霊長類学者は11回起動で33金、うち自分で出して手に入れたのが24金。ヒヒの岩は7回起動で14訴求点+1保全点。
ここまで特化に成功することは滅多にないと思うので、参考までに載せておく。
https://boardgamearena.com/table?table=391276960
早くて安定しているアイスクリーム屋に死角なし!
科学図書館を出してからマップの配置ボーナスで考古学者。考古学者が1ラウンド中に3回発動して5金2評判を稼ぎ出してくれたことにより、大学へ行かずにすんで特に早く終わったケース。後援者も最初の2枚だけであとは全部お金。
考古学者は噛み合うと強いんだけど、研究アイコンの条件が重いから、科学図書館や連邦助成金のような研究アイコンのついた強めの後援者カードを一緒に引けない限りは、自分は序盤からは出さないかもしれない。