https://boardgamearena.com/table?table=407952589
野生復帰から入ることで大学なしの状態で水族館を出せるようにし、通用口とも絡めてぶん回ったイレギュラーなケース。
初期手札には通用口、水族館とともにヨーロッパとオーストラリアの野生復帰カードがあり、両方ともピックすることで受けを広くしている。幸い、カモノハシがディスプレイにめくれてくれて、無事野生復帰から入ることができた。その後、タイリクオオカミを拾えてヨーロッパの野生復帰まで活かせているし、正直初期手札と展開にかなり恵まれたゲームだったと思う。
1ラウンドの野生復帰の際に噛みつきのキューブをオープンにしたのは一つのポイント。休憩フラグが切れる寸前でワーカーを取っても活かせない状況だったのもあるが、将来的に通用口の効果でお金はどんどん入ってくると予想されるため、不足しがちになるのはカードだと考えた。
No Wonders さんの YouTube? チャンネルでも紹介していただきました。
https://www.youtube.com/watch?v=uxhuHzAc-JM
https://boardgamearena.com/table?table=451353039
不利な状態からスタートしたけれども、その後の展開に恵まれて早期終了が叶ったゲーム。
インドサイや(基本保全計画と絡む)オーストラリアの専門家こそあるものの、初期手札に1ラウンドから出せる動物が1枚もなく、しかもカードアクションが2のスロットにあって気軽に噛みつくこともできない状態からのスタート。そして2ドローで唯一引けた出せる動物がチーター。保全計画には噛み合っているが、展望塔に隣接させるとお金が足りなくなるので仕方なく外した位置から。
そんな中で、他プレイヤーから出てきたアフリカの野生復帰が神で、これでチーターを野生復帰させつつ保全点5に到達させてボーナスで研究1評判2の大学を取り、タスマニアデビルの噛みつきにつなげることができた。タスマニアデビルのアイコンは2つとも基本保全計画に絡んでおり、1評判でちょうど評判5に到達する完璧なかたち。保全計画は肉食動物の2に行くこともできたが、この一連の流れが良すぎるので、肉食動物アイコンを2つ失ってもチーターを野生復帰させる価値は十分にあったと思う。ちなみに最初に肉食動物の野生復帰カードを捨てており、あとチーターを野生復帰できるのはアフリカの野生復帰カードしかないので、その意味でもピンポイントであった。
その後もニュージーランドアシカ、ライオンと、群れ系の動物がタイミング良く出てきて噛みつくことができ、オーストラリアと肉食動物の保全計画に向けても加速していけて恵まれていた。オーストラリアの専門家の育児嚢による訴求点上昇効果とも合わさり、展望塔周りを3ヶ所しか使ってないにもかかわらずゲームが終わった珍しいケース。
最後に休憩が入って6ラウンドゲームにはなったが、5ラウンドの状態でもお金は足りていた。一応、対戦相手の oriko_mikuni さんがアジアゾウとユーラシアヒグマからの協会ダブルで猛烈な追い上げを果たしており、勝負自体は1点差で決着する非常に際どいものであった。シビアに行くなら、最後の休憩時に戦勝記念塔を取って、(保全計画報酬で出して)もう1点稼ぎにいかないといけなかったかもしれない。
基本保全計画に向けたアイコンに恵まれすぎたために、逆に終盤インドサイからの保全計画で5保全点を取るのには一苦労。4ラウンドの終了時にエクアドルリスザルを噛みつき、5ラウンドの初手にウミガメの水槽を場から直接プレイすることで動物アイコンを2種類増やして種の多様性の5に到達させた部分はややテクニカルで、勝負の分かれ目になる大きなポイントだったと思う。
https://boardgamearena.com/table?table=512386066
収入、訴求点、保全計画の三拍子そろって順調な発展を遂げた展望塔。
初手の4枚(アーケード,コフウチョウ,アイベックス,草食動物の野生復帰)から相当噛み合っている。アーケードとコフウチョウ(による気取った姿勢)は序盤から収入に貢献してくれるし、アーケードの配置時に5金を取れることで、1ラウンドからコフウチョウとアイベックスを両方プレイできる。
大陸の保全計画がアジアしかない厳しい場で、2ラウンドにアイベックスの野生復帰が約束されている。今回は事前にコアラを取れたことで、3マス囲い地にアイベックスを飼った上で野生復帰させ、そこに改めてコアラを飼うプランが成立。お金もギリギリ足りており、野生復帰によって減った収入をしっかり補ってくれた。
2ラウンドまでの流れを見るだけでも十分順調なのだが、その後も既にプレイ条件を満たしているジャイアントパンダを引けたり、ブチハイエナの放飼場を取ったところにディンゴとハイイログマを引いてきたり、そのハイイログマを野生復帰できたり、5ラウンドになっても種の多様性の5が空いていたり・・と、恵まれた要素がそろっていた。
序盤から訴求点を増やせればそれは収入にもつながるわけで、展望塔ではスタートダッシュがいかに大事かがわかるゲームだと思う。
https://boardgamearena.com/table?table=532091410
2ラウンドにヨーロッパの5に届く、非常に恵まれた初期手札からスタートした展望塔。
初期手札はヨーロッパの専門家、アイベックス、アフリカタテガミヤマアラシ、ヨーロッパヤマカガシの4枚で、ヨーロッパの提携動物園さえ取れれば1ラウンド中に3枚全部の動物を出すお金が足りてヨーロッパアイコンを5にできるほどの恵まれ具合。ヨーロッパの専門家の効果で囲い地を作る手数も節約できる。
初期手札の候補には他にヒヒの岩とアカゲザル園のコンボもあったが、さすがにヨーロッパ優先だろうと思って捨てた。安い動物が多く、序盤からたくさんプレイして+2訴求点を得やすいヨーロッパは展望塔と相性が良いと思う。
その後もふれあい動物園で効率良く訴求点を稼いだり、生息地の多様性の5を取れたりと、終始順調に推移した。途中、カードアクションで噛みつかずにドローしたほうが結果的に伸びたと思われる場面もあったが、安全策で噛みついている次第。
https://boardgamearena.com/table?table=534489343
保全計画5回で18保全点を稼いだ展望塔。その上で4つ目の提携動物園の2保全点まで取れている。
主にアメリカフクロウの小屋の知覚力2による引きに恵まれたことが要因。このゲームは最初から最後まで保全計画を中心に流れるように計画が進行しており、時系列で見るとわかりやすいと思うので以下にまとめておく。ここまで曖昧な手を打つ必要のなかったゲームは珍しいと思う。
初期手札:アメリカフクロウの小屋、コフラミンゴ、トキイロコンドルで鳥類特化の方向。
1手目:アメリカフクロウの小屋を出すためのX-トークンを取る。X-トークンはマップから取る手もあったが、5金ボーナスとコフラミンゴで展望塔周りを使うために1手使って取る。
2手目:アフリカの提携動物園を獲得。ここまで残ってたことで、2ラウンドにアフリカの2が可能。
3手目:アメリカフクロウの小屋をプレイ。知覚力2でメンフクロウを引けて、これでトキイロコンドルの条件まで満たせる。
4手目:建設で案内人付きの校外見学を拾う。
5手目:コフラミンゴをプレイ。知覚力2でマレーグマ。非常に幸運。
6手目:案内人付きの校外見学をプレイ。
7~8手目:1マス建設からメンフクロウのプレイ。知覚力4でレッドヘッドアガマ。休憩前にここまで間に合い、収入は17金。
9手目:X-トークン。このあとでようやく休憩。
10手目:アフリカの2の保全計画でワーカーを取る。
11手目:後援者アクションで5金。
12手目:訴求点による収入効率を考えると、この場面で一番プレイしたいのはトトキイロコンドル。加えてレッドヘッドアガマも同時にプレイできるようにするため、X-トークンを使って5金ボーナスも交えた建設をしたが、すぐに休憩が来てしまった。2ラウンドは非常に短くたった3手のみ。
13手目:アジアの提携動物園を獲得(マレーグマを優先)。
14手目:トキイロコンドルとレッドヘッドアガマをプレイ。知覚力2でシロフクロウ。これで鳥類の5が保証される。
15手目:地球規模の繁殖計画を噛みつき。これを取れたのは本当に大きかった。基本保全計画はアフリカはもう済んでおり、鳥類は自力で5が行けるため、必然的に軽減効果を活かす対象は残った2つの種の多様性とオーストラリアになる。
16手目:地球規模の繁殖計画をプレイ。
17~18手目:2マス建設からマレーグマのプレイで、地球規模の繁殖計画を使って種の多様性の5。鳥類よりもライバルが発生しやすい種の多様性を優先したかたち。8保全点のボーナスでオーストラリアの提携動物園を獲得。そして保全計画報酬でパプアヒクイドリを噛みつき。これでオーストラリアアイコンあと1つでオーストラリアの4に届く状況になった。
19手目:後援者アクションで休憩入れて3ラウンド終了。南北アメリカの専門家を噛みつき。
20手目:カードアクションでX-トークン。
21手目:大型鳥類館と(シロフクロウのための)1マスを建設。展望塔周りのトキイロコンドルの囲い地を空ける。
22手目:シロフクロウとパプアヒクイドリをプレイ。知覚力4で鳥類繁殖計画とグレビーシマウマ。知覚力2でモロクトカゲ。ここの引き運で、オーストラリアの4でゲームを終わらせるまでの計画が出来上がったが、ライバルに先に取られないかどうかはまだ展開次第。また、グレビーシマウマはそれによって案内人付きの校外見学の1保全点条件を満たすため6+3=9点カードになっていて何気においしい。
23手目:鳥類の5の保全計画。報酬はX-トークン3つを取って保全計画を加速する。ここで、最終得点計算カードをマップの空きマス数を参照するものに確定。選択肢としては空きマスをたくさん残して3保全点を狙うか、2保全点で諦めつつ南北アメリカの専門家で稼ぐかのどちらか(最終的に後者を選択)。
24手目:X-トークン4つを使って保全計画連続で、鳥類繁殖計画。
25手目:最後の建設(パプアヒクイドリによる乗数)。モロクトカゲとグレビーシマウマのための囲い地と、南北アメリカの専門家で1保全点を得るための売店、残ったお金で展示館。カードアクションを機敏。
26手目:後援者アクションで休憩入れて4ラウンド終了。
28手目:X-トークン3つを使って4つ目の提携動物園を取って2保全点を得ながら、オーストラリアの4の保全計画(地球規模の繁殖計画使用)。報酬で南北アメリカの専門家(6点相当)をプレイ。これでゲーム終了。
https://boardgamearena.com/table?table=393460758
屋外区域の長所がよく表れたゲーム。
配置ボーナスで提携動物園を取れるのは本当に強く、2ラウンドに保全計画へ行ければ、2ラウンド終了までに建設と協会を改良した状態で、3つ目の提携動物園を取ってワーカーを3人にできる。これで3ラウンドから保全計画を2回打てる体制ができあがる。
休憩の速度的に3ラウンドに2回は打てなかったが、ワシミミズクとメンフクロウの知覚力の効果によって草食動物繁殖計画とヨーロッパの野生復帰を引けていたため、保全計画の受け皿は十分だった。爬虫類の2が終盤まで残っていたのも運がよく、最終的に保全計画は5回で最終得点計算カード(自然保護動物園)3保全点。
屋外区域は3つ目の大学を取ったときの2保全点に目が行きがちだが、早くゲームを終わらせられる場合は気にしなくてよい。むしろ大学を取らない状態で走りきれれば一番強い。
実は大型動物は1頭もプレイせず。(屋外区域のみの4人戦のため、辛かった印象。)一見屋外区域の周囲を活かしきれてないように見えるが、メリットの享受は中型(サイズ3)の動物で十分。何よりも、他のマップだと(X-トークンを使わない)建設アクション1回につき1つしか作れない中型以上の動物を飼える囲い地を、屋外区域なら複数作れるのが大きい。さらに2マス囲い地の保全計画収入を利用すれば、建設アクションの必要すらない。
今回は序盤は小型動物中心で進め、屋外区域周りに動物を飼い始めたのは3ラウンド以降。囲い地のコスト軽減効果は早めに使いたいと思っていたが、これでまったく問題ない模様。むしろ、収入が潤沢になる中盤から終盤にかけてのほうが高コストの強い動物は出しやすいので、そのときまで屋外区域周りは空けておくほうが動きやすいかもしれない。
サイズ5の大型動物を飼える囲い地が余ってしまったが、これはドローの受け皿としてより広い種類の動物を飼えるようにするために用意していたもの。また、ガラパゴスゾウガメを出したときに、こそ泥対策で念のためカードを1枚売っており、それにより1点損している。要所で引き運に恵まれたとは思うが、このように安全策を取っても26ターンで122点を出せる屋外区域のポテンシャルは相当高いと思われる。
https://boardgamearena.com/table?table=396414581
建設アクションを裏返さずにうまく回したゲーム。終盤に2マス囲い地の置き場所を1ヶ所ミスしており、建設が1回余分に必要になったので本来のポテンシャルは26ターン。
初手にコフウチョウがあったから、それで売店1つ置ければ以降は囲い地のみでも収入は十分だと考えた。「ヨーロッパの提携動物園→2マス→アフリカタテガミヤマアラシ→2マス&オーストラリアの提携動物園→コフウチョウ」で必要なお金ちょうど25金で、草食動物繁殖計画も使えるかたちだから狙ってみようかと。建設を裏返さない以上、草食動物繁殖計画では2マス囲い地のキューブ外しはマスト。
2ラウンドに(初手ピックの残り1枚の)ボリビアアカホエザルともう1頭別の大陸の動物を出した上で、X-トークンを3つ(マップから2つ、あわよくば休憩で1つ)取れれば、3ラウンドに3つ目の提携動物園を取ってワーカーを増やしながら生息地の多様性の5の保全計画を達成できる。(ここまでは1ラウンドの時点で視野に入れている。)
ノドジロオマキザルを噛みついた場面はちょっと攻めていて、安全に行くならダスキールトンを取るべき。(ダスキールトンはマップボーナスで取れそうだったので攻めた。)その後もテングザルを拾えたり、テングザルのために作った囲い地にマンドリルまで飼えたり・・と、恵まれていた。
後援者は最初にアクションが5にあるのに何も出したいものがなかった状況も手伝い、さっさと2つ目の提携動物園で裏返して初踏みから10金を得るプラン。建設を裏返さないからこそこの動きが可能で、このプランだと裏返す順番は「後援者→協会→動物」になる。
なんと、最後まで1枚も後援者を出さずに終了!アークノヴァは後援者ゼロでも展開によっては勝てて、26ターンで終わるゲームだということが分かる結果。
ちなみに、最終得点計算カードは2枚ともこの戦術とはまったく噛み合っておらず、ゲーム開始時点で0保全点になるであろうことは覚悟していた(笑)。
https://boardgamearena.com/table?table=399008918
地球規模の繁殖計画を利用し、保全計画を6回やって走りきった屋外区域。休憩フラグを切るためだけに後援者アクションを強さ2で打たされているターンがあり、もう少し周囲の休憩速度が早ければ25ターンで終わっている計算で、非常に強かった。
地球規模の繁殖計画は、中盤の「生息地の多様性」の5と「霊長類」の4に貢献し、実質4保全点を稼ぎ出してくれている。プレイした後援者はこれ1枚のみ。実際、ただでさえ屋外区域と相性の良い生息地の多様性を、大陸アイコン1つ足りない状態でも完遂できるのは大きい。
1つ上でレポしたケースでは建設アクションを裏返さずに後援者アクションを裏返してお金を得ていったが、今回は最初に建設アクションを改良するパターン。序盤のお金のやり繰りは多少苦しくなるが、Ⅱ面条件のマスを埋められることで売店収入を得やすくなるし、屋外区域周りの利用できるマスも増えるから、特に気取った姿勢の効果などで売店を置けない限りは、こちらの戦術をデフォルトと考えてよいように思う。
他、保全点5に到達した際にX-トークンを3つ取れて保全計画を加速できたり、ともにSクラスのインドサイとイヌワシを取れたり、タイリクオオカミを他者に便乗して野生復帰できたり・・と、いろいろ恵まれてはいたが、それらを差し引いてもよほど不運な展開でない限りは30ターンを切れそうに思え、このような度々の好結果は屋外区域のマップとしてのポテンシャルの高さを重ね重ね表していると思う。
https://boardgamearena.com/table?table=405407034
考古学者の効果で提携動物園を2回取った特徴的なゲーム。初期手札に恵まれて「考古学者 → 連邦助成金 → ゴリラの実地調査」と流れるように出すことができ、2ラウンドの頭にはもう4つのアクションカードがすべて裏返っているというチート展開だった。提携動物園は3つとも配置ボーナスで取っており、評判が進むのも速くてワーカーもあっという間に3個に。
序盤に建設による配置ボーナス獲得を優先している以上、収入がネックだったので、インドクジャクを取ったところは一つのポイント。園内レストランの方の収入が通用口でとんでもないことになっていたので、これらのお金を有効に使われる前にゲームを終わらせたいと考えていた。
29ターンと、このページに挙げている他の試合と比べると手数がかかっているが、27~28手目が休憩フラグを切るためだけのものでまったく得点を生んでいないので、仮に休憩のペースが速ければ27ターンで終わったかたち。また、実は26手目に大きなミスをして12点も損しており、勝つには勝ったがこのような滅多に出会えないゲーム展開の中では悔しいところ。
https://boardgamearena.com/table?table=416941021
動物アクションのかわりに後援者アクションを改良してうまくいったゲームの代表。
屋外区域の通常の(大学へ行かない)高速ストラテジーだと、改良するアクションは「建設,協会,動物」の3つになるケースが多いが、今回は動物ではなく後援者を改良してみたかたち。
後援者を改良すればもらえるお金が増えて中盤の拡大再生産を進めやすくなる一方、動物を改良してないことで特に終盤に向けて動物を出しまくって得点ラッシュをかけることが難しくなる。また、サイやワシのような強力な大型動物を活かすことも叶わなくなる。
この状況ではなるべく高得点の動物を選んで出していくことが重要になるが、実際初期手札にライオンをピックしていたからやってみたのもある。保全計画の際に最初に噛みつきのキューブをオープンにしたのも一つのポイントで、それによってアジアの保全計画に向けた動物や、コアラやアムールトラといった最も望むべきⅡ面条件を必要としない高得点の動物を取ることができた。動物アクションを改良していないとディスプレイから直接動物をプレイできないので、その点でも噛みつきの効果は大きい。他、アジアの専門家もメンフクロウによる知覚力で引けたし、いたって流れはよかったと思う。
そんな中でも、保全点5のボーナスで2評判を取らなかったのはミスかもしれない。ニシメガネザルを引けたために評判は要らないと判断したかたちだが、ここで2評判を得て先に建設アクションを改良しておけば、3マス囲い地を後々のコアラのために残すことができた。実際、手札上限3枚の中でタイミング良く育児嚢のための手札を蓄えた上でコアラを出すのにはかなり苦労した。
また、23ターン目の寄付や24ターン目に展示館を建てたことも、安全策を取らなかったという意味ではミスだと思う。元々はお金を使いきって25ターン終了の予定だったが、毒を食らったことで26ターンかかってしまった。もしここでさらにこそ泥を食らっていたら致命的になった可能性もあるので、大量リードの状況だったことをふまえてもリスクを冒す必要はまったくなかった。
まとめると、動物をスルーして後援者を改良するのは本線ではないが、このように噛み合えば高速でゲームを終わらせられるポテンシャルはあるので、当面のお金が重要になりそうな気配を感じたらやってみても面白いと思う。繰り返しになるが、この戦術の一番のポイントは噛みつきのキューブを早めにオープンにすることだと思う。後援者アクションでお金は通常よりも多く入ってくるので、その使い道である動物を定期的な噛みつきによって選べるようにすることが極めて重要なため。
そもそもの屋外区域周りの能力によって大型動物自体は出しやすいので、Ⅱ面条件を持たない中型~大型の動物をうまく選んでいけさえすれば、他のマップと比べてもこの戦術は成立させやすいと思われる。アムールトラや群れ系の肉食動物とは特に相性が良い。
https://boardgamearena.com/table?table=437395404
最強のマップである屋外区域が、最高の状況で最良の回りをしたと思われるゲーム。24ターンでしかも4ラウンド終了は、全マップを通じてこれが初。
要約すると以下のような展開
実際、17手目にこそ泥対策で安全に(バーバリーマカクを持っている対戦相手に3マスの囲い地があり、違う動物を出す可能性が高そうだが一応出せるという状況。)展示館の建設を諦めたが、結局後々までとんでこなくて、ここで展示館を建てていれば23ターンで終わっていた。つまり、ポテンシャル的には最大級に噛み合えば23ターン終了も可能だということを示しており、更なる夢が広がる結果であろう。
https://boardgamearena.com/table?table=435789699
通用口を使った屋外区域。マップを埋めきる前にゲームが終わることの多い屋外区域は通用口との相性はあまり良くないと思われるが、それでも収入が上がるのは強い。初手にあるときは左上に配置して6~8金収入得るルートで進めるのがよいと思う。
加えてケヅメリクガメとレッドヘッドアガマからスタートして計4枚日光浴しており、序盤からお金が潤沢な展開。お金があるときの定石通りに、最初の保全計画報酬は噛みつきから。
屋外区域は大学へ行くことは少ないが、今回は霊長類特化の過程でヒヒの岩と霊長類カードを保持するために手札枚数上限を増やす必要があり、1つだけ大学を取った。大学に手数を割いても順調なら26ターンで終わる模様。
その後、アフリカの専門家で6訴求点を得られたり、最後はオコジョの狩猟者の効果でイヌワシを引けたことで9点増える幸運で、いろいろと恵まれていた。
https://boardgamearena.com/table?table=440409768
2ラウンドという早い段階で建設アクションに乗数トークンを載せ、大量建設によって土着の家畜で稼ぎにいくという少々特殊な戦術で挑んだゲーム(決めたのは直前)。土着の家畜は10訴求点。乗数トークンは保全点5到達時のボーナス。
その後動物出しや保全計画に苦労し、囲い地もしばらく空いたままになってしまったので、強い動きだったのかどうかはやや微妙。そもそも、霊長類学者とホッキョクグマの展示場から2ラウンドに種の多様性の5を取れている流れが強かった。初手のインドクジャクも優秀な収入力で、それが早期大量建設の資金確保につながっている。
保全計画は、あとイリエワニの野生復帰と鳥類の4を確保するのが精一杯。イリエワニの噛みつきの効果でアジアゾウをカットしなかったのは致命的なミスで、勝負に関係ない人が取ってくれたからよいものの、Tommy さんに渡っていたらたぶん負けていた(ハイイログマを野生復帰すればアジアゾウを飼えることを見落とし)。実際、ここでは技師をカットしたのだが、得点効率的にはそこまで脅威じゃなかった。
Tommy さんは通用口+水族館+架空索道のシルバー湖でぶん回っており、こちらもかなりシビアに急いだためにアクションカードの改良は建設と協会の2枚のみ。お金は相手のほうがはるかに多い状態で、速度で上回るしか勝ち目のない状況。土着の家畜の終了時の1保全点(3点)を諦めてでも機敏の配置ボーナスを使って1手早めたりと、細部まで考えどころが多く、非常に面白い勝負であった。
https://boardgamearena.com/table?table=513480461
初期手札の時点で3ラウンドの8保全点到達がほぼ保証されている、非常に恵まれたゲーム。
1ラウンドに南北アメリカの提携動物園を取ってジャガーをプレイし、2ラウンドに肉食動物繁殖計画で2保全点。そして3ラウンドにジャガーを野生復帰させながら寄付をして8保全点の流れ。
今回は8保全点のボーナスに提携動物園があって(保全計画と一緒に取るための)X-トークンを節約できたり、生息地の多様性の5が終盤まで残っていたりと、さらに恵まれた要素もあったが、ニホンザルによるこそ泥を食らったときに安全にお金を渡さずに手札を渡すリスクを冒し、一時プレイできる動物がなくなってしまうミスも犯している。それでもなんとか動物を確保し、25ターンという高速でゲームを終わらせることができた。
屋外区域では序盤から中盤にかけての保全計画の道筋さえ整えられれば、他の部分の受けはとても広くて安定していることをよく表しているゲームだと思う。
Michael Solomon さんにも分析をしていただきました。私のコメント付きです。(すべて英語)
https://docs.google.com/document/d/1KcMG5Wf0X-V8Kyni-DgmcN1N4uRtgd88vbI6TMDTc8M/edit?usp=sharing
https://boardgamearena.com/table?table=516063399
2ラウンドまでに保全計画へ行けなかった中での最速の屋外区域。通常だとこれはものすごく不利なのだが、いろいろと噛み合っていたためにうまく盛り返すことができた。
スタートはアジアの提携動物園を取られてインドクジャクを出せず、これで2ラウンドにアジアの2を狙う路線が断たれる。他に保全計画の当てがない中、評判の範囲にあった爬虫類繁殖計画だけ手札に確保しておいて、様子を伺うことに。とりあえず提携動物園を2つ取って協会アクションを改良。
2ラウンドは3つ目の提携動物園としてアジアを取りワーカーを増やしながら2評判も同時に取って、建設アクションを改良。初手にあったウマの1評判が良い働きをしてくれた。この流れによって、3ラウンドに爬虫類繁殖計画を実行して2評判を増やしつつ動物アクションを改良してもう1評判得られれば、それで評判は8に到達して3つ目のワーカーを獲得でき、ラウンド辺り2回保全計画を実行しながら盛り返せる体制が出来上がる。
爬虫類繁殖計画の条件を満たすためにはディスプレイ上のインドシナウォータードラゴンがほぼ必須だったが、なんとか他のプレイヤーに取られる前に確保することができた。また、アジアの提携動物園を得たことでようやくインドクジャクを出せるようになり、実際2金の寄付すら控えてお金はギリギリ。この2枚のプレイまでを2ラウンド中に緻密にやりきり、これで収入も万全になった。
それ以降は3ラウンドの保全計画時の噛みつきで土着のトカゲを取れたり、4ラウンドにはアムールトラを取れたりと、順調に得点を積み重ねることができた。あとなんだかんだでふれあい動物3枚でしっかり訴求点を獲得できているのが大きかったと思う。
保全計画自体は4回と屋外区域にしては少なめで、1回あたりは最大でも3保全点とあまり恵まれていた印象はなかったが、少なくとも手損になることはなくスムーズに実行し続けることができた。動物方面に恵まれた屋外区域にとっては、そのくらいで十分だと思われる。
Michael Solomon さんにも分析をしていただきました。私のコメント付きです。(すべて英語)
https://docs.google.com/document/d/1blE742HxIDiN7NQk37ykG-dSW1oc65iDaT9FckCXg-Q/edit?usp=sharing
https://boardgamearena.com/table?table=395697998
1ラウンドから爬虫両生類学者のおかげもあり保全計画を実行し、通用口などの後援者にも恵まれ、さらに周囲の休憩ペースも早かったことにより25ターン終了という僕(hiroakit)の最速記録を出すことができたので記念に載せておく。
プレイングのポイントとしては、序盤から豊富な資金があったのでそれを活かすために最初の保全報酬を噛みつきを選択して、さらに中盤の保全報酬でX-トークン3つを取って建設9を打つことにより資金を使い切るための大型動物2枚出しを狙っていったあたり。
最後もコビトカバがうまくハマって綺麗にフィニッシュ。ダブルアクション系の能力は強いね。
全体的に展開に恵まれていたので、あまり参考にはならないかもしれませんがどうぞ。
https://boardgamearena.com/table?table=403487374
ついに4ラウンドで25ターン終了という、とんでもない結果が出た!ターン数もさることながら、3回しか収入が入ってない状態でゲームが終わるのが凄すぎる。
架空索道と地質学者による岩コンボで、引きにも恵まれたケースだが、後援者で大量に訴求点を稼げるときは4ラウンドでもゲームが終わりうるということがよくわかった。
架空索道が「12訴求点+1保全点」、地質学者が「9訴求点+1保全点」。アークノヴァ界最強のコンボと言っても過言ではないであろう。
実は終盤に少しミスして3点減らしてしまっているのだが、そこはご愛敬。どこがミスなのかは、リプレイをご覧になった方への宿題としておく。
それにしても、架空索道はゲーム開始時に1のスロットに落ちていたものなので、これを3番手の2手目で拾えてしまっているのはちょっと甘すぎな気がする。
あと何気にニュージーランドオットセイの協会職員を増やせる効果が強く、これにより2ラウンドの保全計画時に噛みつきをオープンにできたので有効だった。地質学者も後ほどこの効果で取れたし、1つ上の hiroakit さんのレポにもあるように、シルバー湖では最初に噛みつきを選択するのが有効なケースは多いように思う。
https://boardgamearena.com/table?table=407082441
No Wonders さんの YouTube? チャンネルで紹介していただきました。
https://www.youtube.com/watch?v=9ueSJvvyXxM
ゲーム自体は水文学者と技師に恵まれてようやく5点差で勝てたもので、私の数あるゲームの中ではそこまで印象的だとは思っていませんが。
動画の中で触れられているポイントにだけ、いくつか言及しておきます。
https://boardgamearena.com/table?table=532085689
提携動物園を取らずに終わらせたシルバー湖。大学を3つ取ったあとは世界動物園水族館協会の特命で大型動物に特化しながら、保全計画を繰り返して速攻をかけるかたち。
シルバー湖は3つ目の大学に2保全点がついているので、保全計画先を豊富に確保できるなら提携動物園は取らずに進めるのが最も強いと思われる。今回は2ラウンドに種の多様性の5が取れた上で、3ラウンドの野生復帰で保全点8に到達してボーナスで3つ目の大学を取れたから、とても流れがよかった。その後、競争が激しめに見えた肉食動物の4を取れた時点で、次のチーターの野生復帰からシロサイ+αでゲーム終了まで計画できる順調な手札状況。
世界動物園水族館協会の特命による大型動物特化では、大型動物4枚(チーター,ハイイログマ,シロサイ,ヘビクイワシ)で16点を稼いだ。事前にオオサイチョウを場から直接プレイして、建設のテンポを速めているのもポイント。お金を得やすくマップが広々としているシルバー湖は、元々大型動物と相性の良い印象がある。
もう一つポイントだったのは、アクションの3つ目の改良を後援者にし、科学実験所を場から直接プレイしてハイイログマを拾った場面。その後もチーターなど、肉食動物争いが激しい場面で重要なカードの獲得に貢献してくれた。シルバー湖では最後に決断(連続アクション)の保全計画報酬を使うときに手元にお金が十分にないとそのメリットを活かしづらいから、継続的にお金を得やすくする意味でも後援者の改良は悪くないかもしれない。
https://boardgamearena.com/table?table=436646776
終了フラグ後に時間切れの人が追放されてノーゲームになってしまった残念なゲームではあるが、プレイ自体は非常にうまくいった商業港。
以下のように、流れがよかった。
新たな保全計画が3つしか出てない状態での保全計画6回で、(最後に乗数トークンを利用して)保全計画へ行きやすい商業港とはいえ、ここまで展開に恵まれることはまれなように思う。
https://boardgamearena.com/table?table=439907166
またまた途中終了のゲーム。一つ上の結果とは違って58%進行時に追放が発生し、追放した人とされた人を除いた残り2人で最後まで続けたかたち。そのため、4人で続けた場合に仮に一定以上休憩が入っていたら、状況は異なる。とはいえ、最も6ラウンドに突入することが多い印象の商業港が4ラウンドで終わったので、注目に値すると思って載せた次第。得点的には58%でももう終盤であり、それ以降収入は入っていない。
展開としては、手札枚数の大学から入ってドローを優先し、増えた選択肢の中から保全計画に絡む動物を選んで出していくという、商業港の王道的な進め方。選択肢が増えたとはいえ、以下のように引き運は上振れしていたと思う。
https://boardgamearena.com/table?table=493092516
2ラウンドに保全計画で大学を取りながら評判を8まで上げてワーカーを増やすという商業港における典型的な定石に加え、ヒヒの岩で17点を稼げた非常に印象的なゲーム。
2ラウンドに評判を8に到達させるには、大学で3、マップから1、改良後の動物アクションで1増やせると考えるとあと2必要になる。この2評判の得方はいろいろあるが、1評判の付いた動物をプレイしてそれを野生復帰させるのが比較的実現性の高い状況だと思われる。商業港の場合、野生復帰と同時に保全計画報酬で大学を取ることができるため、この流れでワーカーを増やせれば2ラウンド中に大学を2つの状態にした上で提携動物園にまで手を伸ばすことができ、マップから大学を取れる研究機関と同等の獲得速度を実現できる。また、ここで建設、動物に加えてカードアクションを改良できるのが商業港の能力と噛み合っており、この定石の魅力をさらに際立たせている。
今回はヒヒの岩から入って1評判付きのアカアシドゥクラングールをプレイしていたところで、最初のドローでアジアの野生復帰を引くという幸運に後押しされた。大型動物の野生復帰なので保全点5に到達して10金のボーナスまで獲得。その後、アカゲザル園を引けたことで霊長類コンボを加速させていく。
アカゲザル園はアメリカフクロウの小屋プレイ時の知覚力2で手に入れたものだが、もう1枚のカードも草食動物の専門家で種の多様性や草食動物の保全計画と噛み合っていたため、どちらを取るかはかなり迷った。迷ったときはより利益が確実なほうを選ぶべきという原則に従ったかたち(草食動物の専門家による利益は相手のプレイするカードや保全計画へ向かう速度に依存する)。
その後のドロー内容的にも、種の多様性は諦めて生息地の多様性のほうを目指すことになる。無事2回目の保全計画のタイミングで生息地の多様性の5に届き、ここで保全点8の提携動物園ボーナスを獲得。ここまでにユニーク建物を3つ配置しており、保全計画報酬を2マス囲い地にすればマップ全埋めも狙える場面だったが、もうリードは十分と考え、ライバルのいないマンドリルを安全に噛みつき。結果的に、次の収入時にヘビクイワシまで取れて野生復帰につながったから、これは大正解だった。
終盤はもうお金のかかるマップ全埋めは無理に目指さずに、X-トークンを建設ではなく協会に使って評判を最大まで上げて終了。最終得点計算カードも評判を参照するものだったからこれで4保全点。商業港は早めにカードアクションを改良するメリットのある唯一のマップだから、評判を上げる戦術とも相性が良いと思う。
https://boardgamearena.com/table?table=409500797
マップの個別解説の項で、園内レストランは基本保全計画でマウントを取れないと厳しいと書いているが、まさにそれがうまくいって伸びたゲーム。
ライオンを初手ピックしている中で肉食動物の専門家を噛みつくことができ、その後のドローも至って順調。極めつけは、中盤にレッドヘッドアガマとホッキョクグマの展示場を引けたこと。レッドヘッドアガマは、生息地の多様性に向けて唯一不足していたアフリカアイコンをローコストで賄う動物であり、ホッキョクグマの展示場の肉食動物アイコンによって、ちょうどライオンの条件を満たした。
このように、引きが良ければ終盤にかけてのお金が潤沢な園内レストランは非常に速いので、カード選びをシビアに行なったり、良いカードがディスプレイにないときはドローに期待する必要があると思われる。
運中心のゲームの中で1つだけテクニックを挙げるとすれば、ボリビアアカホエザルを出したときに手札0枚になったにもかかわらず、カードアクションを1のスロットに送り込んだ点だろうか。保全計画キューブの噛みつきでもカードは取れるから、順調に得点行動を重ねられてるときの終盤ならそれでも十分である。
https://boardgamearena.com/table?table=441701349
またまた保全計画が順調な園内レストラン。基本保全計画に生息地の多様性と鳥類があったため、シルバー湖を蹴ってより勝率の低い園内レストランを選んだ。園内レストランは4つ目の提携動物園に2保全点が付いていて大陸アイコンを増やす流れと相性が良いのと、保全計画報酬によって大型鳥類館を建てれば鳥類の保全計画へ向けてスムーズ。
初期手札にケヅメリクガメと爬虫類の野生復帰があり、「アフリカの提携動物園 → ケヅメリクガメ(による日光浴でお金潤沢)→ 2ラウンドにアフリカの2の保全計画 → 3ラウンド以降にケヅメリクガメを野生復帰」で計画を立てる。生息地の多様性はライバルの状況を見ながら適切なタイミングで高レベルスロットを取る。結果的にライバルが少なかったため、4ラウンドにゆっくりと5を取れた。(ケヅメリクガメの野生復帰は3ラウンド)
マップ能力によって収入が潤沢になる園内レストランでは、野生復帰との相性は良いと思う。野生復帰によって一時的に訴求点が減っても、動物を出し続けられる程度にお金に余裕があるため。なのでゲームの早い段階で野生復帰カードを1枚確保できると戦略が安定する。寄付と合わせて2回目の保全計画時か、その直後くらいに保全点8に到達できる。
本来は2回目の保全計画(ケヅメリクガメの野生復帰)で大型鳥類館を建ててもよいが、シロサイが場に出てきたために噛みつきを優先し、大型鳥類館は3回目の保全計画(生息地の多様性の5)のときになった。これで最終的に種の多様性の5まで約束され、さらに盤石になった。他、ヨーロッパの専門家の力も借りてヨーロッパの4にも行けている。
最後の動物はコモドオオトカゲのほうが3点高かったが、直前に下家に取られたニホンザル対策でコフラミンゴにした次第。そうすることで、こそ泥で種の多様性の保全計画カードを奪われても保全計画先として鳥類の4が残るため安全。(コフラミンゴは場から直接のプレイなので)奪われる確率自体も3分の1から4分の1に減る。結局、ニホンザルは出てこなかった。
https://boardgamearena.com/table?table=393157882
後援者、基本保全計画へ向けてのアイコン、囲い地など、ことごとく効率性が良くて流れるようにゲームが終わったケース。
後援者は初手にあった3枚を「水文学者 → 南北アメリカの専門家 → ペンギンのプール」の順に出して活かしきり。南北アメリカの専門家は保全計画の足しにはなったが、早すぎて売店5つには届かず。ペンギンのプールは計12訴求点を稼ぐ。
安定のコアラスタートで保全計画はオーストラリアの2から入り、トナカイを一緒に飼ったり南北アメリカの専門家の助けを借りたりしながら次に南北アメリカの4。そして終盤は、ペンギンのプールとともに鳥類ラッシュをかけて、鳥類の5。途中、シュバシコウの野生復帰も入ってこれも効率的。
コアラの囲い地に、トナカイとアカシカを両方飼ったのは初めてw(まったく能力が同じで大陸アイコンのみが違う、混在3の2動物)他、大型鳥類館にも(野生復帰したシュバシコウも合わせて)計3匹入れられたり、建設を節約して最小限の囲い地で進められたのが強かった。
研究機関の条件無視の能力は一度も使わず。研究機関にはそれ以外にも保全計画ボーナスの2機敏という強力な効果があり、順調なときは終盤に弱いアクションをすっとばして動物や協会(保全計画)のような得点化力の高いアクションを打ち続けることができるから、特に早くゲームを終わらせやすいと思われる。
https://boardgamearena.com/table?table=400828673
2人戦の棋譜がなかったので載せておく。
2人戦は、4人戦とは大きくゲーム性が異なり、相手に損させること=自分の得になるので、例えば自分が休憩するのにベストなタイミングではなくても、相手がまだ動物を出していなくて相対的に自分のほうが用意ができていれば休憩フラグを切ってしまう等、より相手の損得を意識した行動が重要になってくる。
その意味では、今回使用したヒョウのように、1Rに提携動物園条件で出せる中型動物系は手数がかからず隙を見せにくいのでタイマン向けかもしれない。
中盤に保全点ボーナスで出した後援者以外は1枚も後援者を出さず、相手が動物を出す前に1Rのフラグを切ることができたので大きく有利を取ることができた。
肉食動物のコンボが順調に決まり、良い形で終盤にいくことができたので研究機関の2機敏ボーナスを活用して手数圧縮。
研究機関の特性である条件を1つ無視は、そもそも左下に到達せずに終わってしまって活用できなかった。
とはいえ、研究機関は合計10金のボーナスが落ちていて、右から入ると大学ボーナスも近いためそちらからプレイするのがお気に入りのマップである。
https://boardgamearena.com/table?table=396435558
特にこれといった戦略的な取り柄はないのだが、霊長類学者とヒヒの岩のコンボがぶん回り、ほぼそれだけで高速で勝利したゲーム。
霊長類学者は11回起動で33金、うち自分で出して手に入れたのが24金。ヒヒの岩は7回起動で14訴求点+1保全点。
ここまで特化に成功することは滅多にないと思うので、参考までに載せておく。
https://boardgamearena.com/table?table=527047566
科学図書館 → 考古学者 のスタートで、3つの大学すべてを配置ボーナスで賄えてしまった極端なゲーム。それだけでも十分強いのに、通用口を取れたことでさらに考古学者が加速し、タイミング良くオカピの小屋を拾えて保全点ボーナスと合わせて後援者の3枚同士出しに成功したり、ピンポイントで探検家を引けたり、科学実験所、医学の飛躍的進歩といった研究コンボ系のカードをしっかり取れたり・・と、噛み合いすぎてヤバかった。
保全計画は草食動物に特化し、最後はジャイアントパンダを出しながら助成金:ゾウで6点稼いで終了。最終得点計算カードは後援者10枚で4保全点。
https://boardgamearena.com/table?table=391276960
早くて安定しているアイスクリーム屋に死角なし!
科学図書館を出してからマップの配置ボーナスで考古学者。考古学者が1ラウンド中に3回発動して5金2評判を稼ぎ出してくれたことにより、大学へ行かずにすんで特に早く終わったケース。後援者も最初の2枚だけであとは全部お金。
考古学者は噛み合うと強いんだけど、研究アイコンの条件が重いから、科学図書館や連邦助成金のような研究アイコンのついた強めの後援者カードを一緒に引けない限りは、自分は序盤からは出さないかもしれない。
https://boardgamearena.com/table?table=413466779
非常にシビアで面白かった、アイスクリーム屋同士の4人戦。
Nissy さんがミーアキャットの巣穴、オカピの小屋、土着の家畜、土着のトカゲの後援者4枚同時出しで一気にアイスクリーム屋完成というとんでもないコンボを成立させていて、明らかに強そうだった。
自分はホッキョクグマの展示場で食らいつきながら将来的にテングザルを目指す初期手札だったが、そんな中で Hutchin さんからアカゲザル園が出てきて、ディスプレイにあったヒヒの岩まで1手差でジャコウウシによって取られるという、どう見ても霊長類で競合することが予想されるヤバい展開。ヒヒの岩を取る予定だったカードアクションはダスキールトンの噛みつきに充て、この時点で絶対に霊長類は渡さないつもりでプレイしている。
ただし、種の多様性の保全計画があったためか Hutchin さんはその後も霊長類にガチになることはなく、2ラウンド中に第1スロットに到達していて普通に強い。残り2つのスロットも3ラウンドの頭には埋まってしまったので、自分は仕方なく3ラウンドの保全計画は生息地の多様性の第3スロットで我慢。
インドサイがずっと取られずに、評判の範囲内まで下りてきて取れたのが本当に大きかった。おそらく多様性の基本保全計画が2つとも既出だから取られづらかったのだろうが、自分は集めているおサルさんたちがことごとくアジアだったこともあり、アジアで容易に5保全点取れそうなので喉から手が出るほど欲しかった。
結果には影響なかったが、ドロー時にうっかりワオキツネザルを捨ててしまう大ミスをやらかしている。貴重な4匹目のおサルさんだったにもかかわらず。なんとかもう1匹おサルさんが来るようにと祈りながら進行していったところ・・ゴールデンライオンタマリンが出てきて、かろうじて噛みつくことができた!相手が取れるタイミングもあったと思うが、取られずに回ってきたのがすべて。サイズ1の出しやすさや機敏の能力まで含めて完璧で、この強運がなければまずミスを挽回して勝つことは難しかったであろう。
このようにハイレベルな対戦ではあったが、動物や保全計画の効率性を最大限に高めて勝てた良いゲームであった。最終的に後援者はホッキョクグマの展示場1枚のみ(8訴求点)で、機敏を2回後援者アクションに使ったりもしてとことん手数を節約している。
https://boardgamearena.com/table?table=436460312
初めて24ターンを達成。ゲーム自体は少数のキーカードによる比較的シンプルなもので、手順にあまり迷う余地はなかった。
まず、ウミガメの水槽+アカゲザル園で売店のボーナススペースを埋めきり、ほとんど手数をかけずに安定した収入を確保。その後も一切弱い手を打たされることなく、大規模な建設と得点効率の良い動物のプレイを続けていく。保全計画先もテングザルとインドサイでしっかり確保。
終盤に引いたアジアの専門家が神で、これでマップを埋めやすくなってさらに1手縮まった。(地質学者を出す予定だったのがアジアの専門家になり、オオヤマネコを飼う予定だった囲い地にダスキールトンが入った。)実際、X-トークンを使うなどしてたった5回の建設でマップを埋めきっている点が特徴的だと思う。(極端に早くゲームが終わるときの一つの傾向)
インタラクション的には対戦相手の基礎研究で4金が入ってきたり、受けた妨害も少なく有利ではあったが、1ラウンドに休憩対策で安全にワシミミズクよりもアイスクリーム屋の完成を優先させたことでウミガメの水槽によるカード売却を諦めていたり(カードは1枚捨てることになった)、決してリスクを取って頑張ったわけではない。
なので、今回は4番手でギリギリの100点到達であったことを考慮しても、真に相性の良いカードに恵まれたときのアイスクリーム屋には、24~25ターンで終わらせられるポテンシャルが十分にあるということがよくわかる結果ではないだろうか。
https://boardgamearena.com/table?table=440392150
No Wonders さんの YouTube?? チャンネルで紹介していただきました。
https://www.youtube.com/watch?v=vetdjPPigE8
ついに23ターンに突入。後援者、動物、保全計画のすべてがきれいに噛み合い、提携動物園2つのみ大学なしの状態で流れるように終了に至ったゲーム。終了フラグ時の得点も112点でかなり余裕あり。
鳥類の保全計画がある中での鳥類学者、アメリカフクロウの小屋に加えて土着のトカゲまで初期手札にあり、それだけでも恵まれているのだが、最初のカードアクション直前にホッキョクグマの展示場が場に出てきて噛みつくことができた。これにより、土着のトカゲを出す前に種の多様性の5に届く状況になった。
ホッキョクグマの展示場を先に出した分、鳥類学者は遅れて計2回分6金損をしたが、お金が潤沢なアイスクリーム屋なので問題なし。最終的に5回分15金を稼いでくれた。
鳥類学者を1ラウンド中に出さないと手札条件に引っかかる状況だったために、売店のボーナスマス埋めきりは急がずに2ラウンドになってから。実際、1手差でギリギリ捨てずに済んだが、ここまで噛み合っていると手札は重要なカードばかりなので、これは助かった。
動物は最初の4枚をことごとく南北アメリカでまとめられ、種の多様性の5を取ったあとの2つ目の保全計画であっさり南北アメリカの5に届く。その後も5マスの囲い地を作ってヘビクイワシを飼った上で野生復帰、そして空いた所にテングザルを入れて霊長類の5・・と、保全計画は5保全点4連続で、鳥類の保全計画にすら行く必要がなかった。
テングザルを出すための動物アクションの改良をニシメガネザルによる2評判で評判5に届かせて賄っていたり、アイコンも含めて一切無駄な動物がない完璧な状況。
欲を言えば、19手目に建設アクションのかわりにカードアクションで休憩トークンを進めていたら、仮に他プレイヤーの手が同じであれば休憩を進める手を1手節約でき、(エボシカメレオンと展示館が減るため)5点減の状態で22ターンで終わっていた計算。さすがに相手がどのくらい休憩を入れてくるかわからない以上、手としては自分の得点を伸ばす建設で正解だったとは思うが、アイスクリーム屋では22ターン終了も夢ではないことを示す展開であった。
https://boardgamearena.com/table?table=440399040
24ターンゲーム初の120点超え。多様性の保全計画が両方あるため得点を稼ぎやすい場だったとは思うが、ここのところアイスクリーム屋は24ターン、23ターン、24ターンと、すこぶる調子が良い。(ここまで好結果が続いているのはおそらくたまたま)
科学図書館とアーケードでお金を潤沢にした上で、保全計画を重視して突っ走ったかたち。ケヅメリクガメによる日光浴も、序盤の拡大再生産に有効だった。
ハイライトは、2評判の協会アクションを踏みながら寄付をし、ライバル(種の多様性の5のレディだった)よりも先に保全点5に到達させてボーナスの提携動物園を得ながらワーカーを獲得したところか。アライグマを持っていて直後に協会アクションを5に持ってこれる状況だったので、ロスなくこの動きが可能になる。
こうして提携動物園を取れたことで真っ先に生息地の多様性の5のレディになったが、狙っている人がいなさそうだったので先に種の多様性の4を取った。ちょうどハクトウワシを噛みつける良いタイミング。
終盤はジュゴンを取れて、オーストラリアの保全計画へ向かえたのが命綱。4でいいと思っていたが、パプアヒクイドリを場から直接プレイできたことで5になって最大得点。加えて科学図書館とアーケードの終了時得点もあり、120点の大台に乗るに至った。
今回、ふれあい動物園は売店のボーナスマスを埋めるためだけに建て、ふれあい動物は一切飼わず。実際、初期の8枚と手札上限に引っかかった分で計2枚ふれあい動物を捨てている。捨てたときはやや名残惜しい気持ちもあったが、(展開によっては)ふれあい動物園は空でも全然問題ないことが改めて証明されたと思う。ふれあい動物よりも、保全計画に絡むアイコンを持つ動物のほうがずっと大事である。
https://boardgamearena.com/table?table=516792825
ついに2ラウンドまでに保全計画へ行けなくても24ターンで終わったアイスクリーム屋。地球規模の繁殖計画の力を借りて、アイコン数4で2回(鳥類とアジア)5保全点を取れたのが大きい。他プレイヤーが出した鳥類繁殖計画への便乗と合わせて、保全計画は3回のみ。
ホッキョクグマの展示場とアメリカフクロウの小屋による1ラウンド中の売店ボーナスマス埋めきりからスタート。初手にオオサイチョウがあったので、保全計画は鳥類とアジアに特化する方針に。
今回は大陸の保全計画はアジアのみで、あまりアイスクリーム屋向きの感じではなかった。アジアの提携動物園を取られた時点で2ラウンドに鳥類の2を狙う選択肢もあったが、アメリカフクロウの小屋を活かすためにも鳥類はもっと集めたいところだし、実際集まり始めていたため我慢した。
アメリカフクロウの小屋による知覚力2は本当によく働いてくれた。まずオオサイチョウのプレイでレアを引き、レアのプレイで南北アメリカの専門家、レア本来の疾走による1ドローで鳥類学者、そして鳥類学者のプレイでガラパゴスゾウガメ・・と、流れるように有効なカードを引けていった。南北アメリカの専門家はプレイ時に5訴求点で、終了時の1保全点と合わせると8点相当の高効率。
最後はジャイアントパンダとコモドオオトカゲで大幅に得点を稼ぎつつアジアアイコンを増やして、アジアの5を押さえて終了。アライグマと合わせてホッキョクグマの展示場からも1保全点を得られた。
やはりアイスクリーム屋は中盤以降の収入力が優れているために、ガラパゴスゾウガメやジャイアントパンダといった高コストの高得点動物をプレイしやすいのが強みだと思う。(もちろんサイやワシも然り。)保全計画に多少苦労しようとも、収入を増やせて良い動物カードさえ手に入れられれば十分補えることをよく表した結果である。
https://boardgamearena.com/table?table=463764839
最低評価のハリウッド・ヒルズでもついに27ターンのゲーム!
保全計画、後援者、寄付の独占・・と、あらゆる側面で恵まれたが、Hマスで取った後援者は1枚も出さず。逆に後援者をあまり出さない(計3枚)からこそ早く終わったとも言え、保全計画が順調なときは素直に速攻を目指すのがよいと思われる。そこに寄付や若干の後援者による後押しがあれば、ハリウッド・ヒルズでも27ターンを実現できることがわかった。
展開としては、最初4番手であるにもかかわらずアフリカの提携動物園が回ってきて、ケヅメリクガメの日光浴でお金を確保しつつアフリカの保全計画につなげる。アフリカを保全点2で諦めるためにコビトカバを売ってしまっているのもポイント。
その後は初期手札も含めオーストラリア方面に恵まれたので、オーストラリアに特化していく。ウォンバット、ジュゴン、ワライカワセミを出して4ラウンドにオーストラリアの5。その前の3ラウンドに協会アクションを強さ6で打ち、大学(による2評判)と素の2評判を同時に取って評判5に到達させ、効率的に動物アクションを改良してジュゴンの条件を満たしている。
そして終盤に手に入れたオーストラリアの専門家が6訴求点+2育児嚢で10点と、大きな一押しになっている。最後は提携動物園の保全計画報酬も利用し、アジアの提携動物園を取ってマレーグマにつなげた。
https://boardgamearena.com/table?table=516071900
大学から入って3ラウンドまでに評判8に到達させ、アクションカードを4枚改良するパターンのハリウッド・ヒルズ。3ラウンドの保全計画で提携動物園を取れば、増えたワーカーも利用してもう一つ提携動物園を取ることができるためこの動きが可能になる。評判は動物アクションを早めに改良して増やしていく。
今回改良を諦めたのは協会。自分はあまりやらない戦術だが、この流れだと3ラウンドまでに収入系の保全計画報酬をオープンにできないので、後援者アクションでお金を、カードアクションでカードを補いたいと考えると、協会を諦めるのも悪くないかもしれない。(提携動物園へ行かずに保全計画や後援者で得点を伸ばせればさらに速いとは思うが。)
今回は場からの直接プレイに助けられたタイミングが2回(アフリカハゲコウとアーケード)もあり、うまくはいったが同時に展開の運に左右されやすそうな難しさも感じた。後援者を活かすことが求められるハリウッド・ヒルズならではだと思う。
ちょっと特殊な展開になったと思うので、以下に時系列的にポイントをまとめておく。
初期手札:レッドヘッドアガマとイワオオトカゲで序盤のお金(日光浴)とアフリカ方面が良好。
1手目:アフリカの提携動物園を取られてしまったので大学から。
2手目:キリンを引けたことで、場のグレビーシマウマが魅力的になる。
3手目:安全策でここでグレビーシマウマを配置ボーナスで拾う。あと1つアフリカアイコンを確保できれば5になる。
4手目:アジアの専門家をプレイしたが、ゲームを通してまったく生息地の多様性を狙う展開にはならず。
13手目:場のアビシニアコロブスを将来的に狙って3マスの囲い地を建設するが、プレイ直前に取られてしまう。
15手目:奇跡的にアフリカハゲコウが評判の範囲に流れてきて、アフリカアイコンが5つ揃う。
16手目:最初の保全計画で5保全点取れたのは大きい。保全計画報酬で南北アメリカの提携動物園を取る。
しかしその直後にニホンザルによるこそ泥でアメリカバイソンを奪われてしまい、南北アメリカの第1スロットを狙う計画が崩壊。
18手目:最後のHマスで引いたミーアキャットの巣穴が将来的に11点の大活躍。
21手目:ジャイアントパンダをドロー。
23手目:小型動物の専門家とアーケードの同時プレイが成功。ノーコスト11点の効率。
24手目:地質学が出てきているのは運が良い。
25手目:コアラとカモノハシをドロー。これでジャイアントパンダまでつながるから本当にツイている。
28手目:アフリカハゲコウの野生復帰で得点を取りながら囲い地を確保。