このゲームには、1金収入2金、1点収入3金の法則というのがあります。
このゲームのUG山は、UG職人10枚、UG建物10枚、UG貴族10枚で構成されており、このうち、特殊(かつハズレ)なUG建物のマリンスキー劇場(10コス:貴族の枚数x1金収入)を除く9枚のUG建物のコストは、すべてこの1金収入2金、1点収入3金の法則に従っています。例えば港(16コス5金収入2点収入)の場合、5x2+2x3=16で、16コスとなります。
また、2金の含み損の法則というのもあり、通常の建物は、全て2金の含み損を持っています。例えば病院(14コス4点収入)の場合、1金収入2金、1点収入3金の法則で行くと4x3=12コス相当となり、2金の含み損ということになります。
通常の建物は、安いものほど2金の含み損が大きく効いてくるので、出来れば(買える範囲で)高いものを買いたいです。ただし、5建物と8建物は5枚ずつ存在するので、5建物と8建物は、重なれば強いです。
貴族のコストは特殊で、以下の通りです。
4貴族(ラモス)(6枚):1金収入:2金の含み損
7貴族(Gピン)(5枚):2金収入:3金の含み損
10貴族(5枚):3金収入:4金の含み損
12貴族(4枚):4金収入:4金の含み損
14貴族(3枚):4金収入1点収入:3金の含み損
16貴族(2枚):5金収入2点収入:1金収入2金、1点収入3金の法則通り(UG建物港と同能力)
18貴族(2枚):6金収入3点収入:3金の得(6x2+3x3=21コス相当)
また、UG貴族のコストは、特殊UG貴族の17コスの徴税吏(職人の枚数x1金収入)を除くと、1金収入2金、1点収入4点となっており、1金収入2金、1点収入3点の法則から行くと、得点収入が少ないものほど優秀ということになります。ただ、高コストのUG貴族は、10貴族や12貴族をつぶして建てるケースが多く、10貴族や12貴族はもともとの含み損が大きいため、得点収入が高いUG貴族も、意味なくはありません。あと、教皇(6コス1金収入1点収入)と客室メイド(8コス2点収入)は、法則から行くと教皇の方が優秀なのですが、教皇は小さすぎるという欠点があり、教皇はラモスと置き換わることで初めて客室メイドより優秀ですが、教皇は必ずしもラモスと置き換わるとは限らず、Gピンと置き換わることも珍しくなく、その場合、客室メイドの方が優秀となります。
UG職人は、アイコンが一致しないとUG出来ないという特徴がありますが、その分、コスパは全般的にいいです。
3UG(4コス)(1枚):青カード(建物カード)1金安
4UG(6コス)(1枚):橙カード(貴族カード)1金安
5UG(8コス)(2枚):6金収入(3金で3金収入):3金プレイ
6UG(10コス)(3枚):3金2点収入(4金で2点収入):2金プレイ
7UG(12コス)(3枚):6金1点収入(5金で3金収入1点収入):4金プレイ
これだけ見ると、7UGが優秀に見えます。7UGと5UGだと、ベースのコストを考慮すると5UGの方が優秀ですが、このゲームは7職人は嫌だから5職人がいいなんて言ってられず、買える職人を買う感じなので、7職人を買わざるを得ないケースも多く、そういう意味では、やはり、7UGは優秀です。序盤は金収入を増やすのが大事なので、6UGは5UGや7UGと比べて、金収入が増えないコスパも2金プレイで良くないという点で不遇です。BGAには日本時間0時以降に現れるMarkTJaipurというヨンクトプレーヤーがいるのですが、彼は、1ラウンドの職人で、4と5があれば4ではなく5、6と7なら6ではなく7を買うという習性があります。私は、UG1番手ならまだアリかもと思いますが、彼はUG何番手かに関係なく、UG4番手でもこれをやってくるので、不当に得するプレーヤーが出てきます。私は、基本的には、職人は安い方から買うべきだと思っています。
緑デッキ(職人山)は、3~7の職人6枚ずつと、全てのUG職人に化けられる8職人(通称オヤジ)1枚の31枚で構成されています。オヤジは高くて、しかも重ならないという欠点もあるので、出来れば早くアップグレードしたいです。5UG、6UG、7UGへのアップグレードの効率は、以下の通りです。
5UG(8コス)(2枚):6金収入(1金で3金収入):5金プレイ
6UG(10コス)(3枚):3金2点収入(2金で2点収入):4金プレイ
7UG(12コス)(3枚):6金1点収入(4金で3金収入1点収入):5金プレイ
というわけで、オヤジを書き換える上でも、6UGは不遇、たいやき~、でした。